絹
きぬ
名詞頻度ランク #15454 · 青空 4128 例
標準
silk
文例 · 用例
和服に、絹の白手袋、銀のにぎりのステツキである。
— 太宰治 『校長三代』 青空文庫
着なれぬ絹の袴のキュー/\となるのを着て座敷へ出た。
— 寺田寅彦 『祭』 青空文庫
いかめしい城郭のようなライブラリーも柔らかで憂鬱な霧の薄絹に包まれている。
— 寺田寅彦 『病院風景』 青空文庫
円かなる夢百里の外に飛んで眼覚むれば有明の絹燈|蚊帳の外に朧に、時計を見れば早や五時なり。
— 寺田寅彦 『東上記』 青空文庫
お照さんは小さい赤い絹蒲團を掛けて寢てゐた。
— 太宰治 『お伽草紙』 青空文庫
窓の中にはさはやかの、おぼろかの 砂の色せる絹|衣。
— 中原中也 『山羊の歌』 青空文庫
この頃のやうな若葉時になると、薄く透明な黄味を含んだ楢の葉が、柔々しい絹糸のやうな裏毛を、白く光らせて、あつちでも、こつちでも、ひら/\と波頭のやうに、そよ風に爪立つてゐる。
— 小島烏水 『亡びゆく森』 青空文庫
吉田だけは、江戸時代から、郡内の甲斐絹の本場を控えて、旅人の交通が繁かっただけあって、山の坊のさびしさが漂うと共に、宿場の賑わいをも兼ねて見られる。
— 小島烏水 『不尽の高根』 青空文庫
作例 · 標準
「祖母から譲り受けた絹の訪問着は、袖を通すと肌にしっとりと吸い付くような心地がする」
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
「絹の光沢をいつまでも損なわないよう、お手入れは必ず信頼できるクリーニング店に出している」
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
「かつて富岡製糸場で生産された高品質な絹は、外貨獲得の柱として日本の近代化を支えた」
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
「へえー、このネクタイ、絹100%なんだ。手触りが滑らかで締まりやすそうだね」
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
ウィキペディア
絹 は、カイコの繭からとった動物繊維である。カイコが体内で作り出すたんぱく質・フィブロインを主成分とするが、1個の繭から約800 - 1,200mとれるため、天然繊維の中では唯一の長繊維(フィラメント糸)である。独特の光沢と滑らかな質感を持ち、古来、衣類の材料(絹織物)などとして珍重されてきた。
出典: 絹 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0