光沢
こうたく
名詞頻度ランク #20836 · 青空 731 例
標準
brilliance
文例 · 用例
手拭を顔に掛けたり、外套をかぶつたりしてゐるそのいぎたない風景の上に、電燈は明々と明つて、幾つもの仕切板の角々のあのラックの光沢に反射してゐる。
— 中原中也 『三等車の中(スケッチ)』 青空文庫
皮膚は、大仰な言いかたをすれば、鶯の羽のような汚い青さで、まったく光沢がなかった。
— 太宰治 『ダス・ゲマイネ』 青空文庫
死ももう、とほくはないのかもしれない……2『それではさよならといつて、めうに真鍮の光沢かなんぞのやうな笑を湛へて彼奴は、あのドアの所を立ち去つたのだつたあね。
— 中原中也 『山羊の歌』 青空文庫
それから、樅や、栂の小枝を、鉈で、さくりさくり伐り落して、鮮やかな、光沢のある、脂の香気が、鋭敏に鼻感を刺戟する、青葉の床を延べる。
— 小島烏水 『白峰山脈縦断記』 青空文庫
つばきの葉を見るような、厚い革質のくすんだ光沢があって、先端の丸い、細長い楕円形の葉を群がらしている。
— 小島烏水 『不尽の高根』 青空文庫
この熔岩の上を雪が辷った痕を見ると、滑らかな光沢があって、鏡のように光っている。
— 小島烏水 『高山の雪』 青空文庫
すなわち「意気地」は媚態の存在性を強調し、その光沢を増し、その角度を鋭くする。
— 九鬼周造 『「いき」の構造』 青空文庫
「いき」であるためには、なお眼が過去の潤いを想起させるだけの一種の光沢を帯び、瞳はかろらかな諦めと凛乎とした張りとを無言のうちに有力に語っていなければならぬ。
— 九鬼周造 『「いき」の構造』 青空文庫
作例 · 標準
磨き上げられた高級車のボディが、街灯の光を反射して美しい光沢を放っている。
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この絹のドレスは、独特の光沢としなやかな肌触りがあり、パーティにふさわしい。
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古くなった家具にワックスを塗ると、失われていた木目の光沢が蘇った。
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