繊維
せんい
名詞頻度ランク #4478 · 青空 384 例
標準
fibre
文例 · 用例
晃平が、先刻、未だ日の暮れないうち、朝飯の菜にとて、山款冬数十茎を折って来たのを、みんなして、退屈|凌ぎに、繊維を抜いては、鍋へ投げ入れる。
— 小島烏水 『白峰山脈縦断記』 青空文庫
蚊帳を組立てている繊維の表面はよせ集めるとなかなか広い。
— 寺田寅彦 『蚊帳の研究』 青空文庫
このような微塵は通例有機質の繊維や鉱物質の土砂の破片から成り立っている。
— 寺田寅彦 『塵埃と光』 青空文庫
手に取って見ると、白く柔らかく、少しの粘りと臭気のある繊維が、五葉の星形の弁の縁辺から放射し分岐して細かい網のように拡がっている。
— 寺田寅彦 『烏瓜の花と蛾』 青空文庫
莟んでいるのを無理に指先でほごして開かせようとしても、この白い繊維は縮れ毛のように捲き縮んでいてなかなか思うようには延ばされない。
— 寺田寅彦 『烏瓜の花と蛾』 青空文庫
この縞はたぶん紙を漉く時に繊維を沈着させる簾の痕跡であろうが、裏側の荒い縞は何だか分らなかった。
— 寺田寅彦 『浅草紙』 青空文庫
指頭大の穴が三つばかり明いて、その周囲から喰み出した繊維がその穴を塞ごうとして手を延ばしていた。
— 寺田寅彦 『浅草紙』 青空文庫
どうしてこんな小片が、よくこなれた繊維の中で崩れずに形を保って来たものか。
— 寺田寅彦 『浅草紙』 青空文庫
作例 · 標準
この生地は天然の綿繊維から作られています。
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