屈託
くったく
名詞動詞-サ変動詞-自動詞頻度ランク #29022 · 青空 438 例
標準
worry
文例 · 用例
それで妻の屈託を慰めようとし、夫人に向って度々外出や遊山をすすめた。
— 室生犀星と佐藤春夫の二詩友を偲びつつ 『小泉八雲の家庭生活』 青空文庫
しかし少年の一点の僻みも屈託もない顔つきと行雲流水のような行動とは人々の心に何か気分を転換させ、生活に張気を起させる容易なものがあったらしい。
— 岡本かの子 『みちのく』 青空文庫
さうですね、私が此處へ來てからかれこれ二十三年になりますが……」S氏は細い眼をふせながら、屈託もなく云つた。
— 南部修太郎 『修道院の秋』 青空文庫
麻服の上着なしで、五分刈り頭にひげのない丸顔にはおよそ屈託や気取りの影といったものがない。
— 寺田寅彦 『破片』 青空文庫
食うものばかりではない、見るもの聞くものまでがことごとく腹にたまって不消化を起こす自分などのような胃の弱い人間には、この男のような屈託のない顔は一生勉強してもとてもできそうもない。
— 寺田寅彦 『破片』 青空文庫
喬は屈託した気持で、思いついたまま、勝手を知ったこの家の火の見へ上って行こうと思った。
— 梶井基次郎 『ある心の風景』 青空文庫
」 兄さんはそう言って屈託なく笑って帰りましたけれど、私は勝手口に立ったままぼんやり見送り、それからお部屋へ引返して、母の物問いたげな顔にも気づかぬふりして、静かに坐り、縫いかけの袖を二針三針すすめました。
— 太宰治 『誰も知らぬ』 青空文庫
こっくりした色に配してさえ、寒さのせいか、屈託でもあるか、顔の色が好くないのである。
— 泉鏡花 『伊勢之巻』 青空文庫
作例 · 標準
将来への屈託が、彼の表情に影を落としていた。
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彼は些細なことでも屈託する性格なので、いつも周りに気を遣わせてしまう。
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会議で自分の意見を言うのに、彼はなぜか屈託を抱えていた。
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標準
ennui
作例 · 標準
退職後、日々の生活に目的を見出せず、深い屈託に陥った。
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長すぎる休暇は、かえって人々に虚無感と屈託をもたらすことがある。
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単調な仕事の繰り返しに、彼は人生の屈託を感じ始めていた。
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