奇橋
ききょう
名詞
標準
unusual bridge
文例 · 用例
行けるところまで行って、危く何かにぶつかりそうにしてとまると、奇橋がある。
— 北原白秋 『木曾川』 青空文庫
行けるところまで行つて、危ふく何かにぶつかりさうにして留ると、奇橋がある。
— 北原白秋 『日本ライン』 青空文庫
ことに日本三奇橋の一つと称せらるる猿橋に近くなったということが好奇心をそそって、「いったい、その日本の三奇橋というのはドレとドレだ」「周防の錦帯橋、木曾の桟橋、それにこの甲斐の猿橋」 一行のうちの物識りが答えます。
— 駒井能登守の巻 『大菩薩峠』 青空文庫
猿橋一 甲斐のくにの猿橋が、奇橋として名高いのは記すまでもないだろう。
— 山本周五郎 『風流太平記』 青空文庫
けれども東の空はもうやさしいききょうの花びらのようにあやしい底光りをはじめました。
— 宮沢賢治 『いちょうの実』 青空文庫
」 東の空のききょうの花びらはもういつかしぼんだように力なくなり、朝の白光りがあらわれはじめました。
— 宮沢賢治 『いちょうの実』 青空文庫
ひきつづききょうまでわたしたちの国際的な感覚は不運な歴史のつづきである。
— ――新しい国際性を求めて―― 『それらの国々でも』 青空文庫
焼岳はわが左眼下に、遥かにたたえた濃藍の大正池の岸から、つまみあげられたように、ぷっくり持ち上って、麓から中腹にかけては、美わしいききょう色をして見える。
— 板倉勝宣 『山と雪の日記』 青空文庫
作例 · 標準
この渓谷に架かる奇橋は、釘を一歩も使わずに組み上げられたという伝説がある。
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「わあ、あんな歪な形をした橋、見たことないわ!」と彼女は奇橋を指さした。
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猿橋のような奇橋を渡る際は、その構造美に思わず足が止まってしまう。
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観光パンフレットには、日本三奇橋の一つとしてこの歴史ある木造橋が紹介されていた。
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