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桔梗

ききょう異読 キキョウ
名詞頻度ランク #37804 · 青空 1078
1
標準
Chinese bellflower (Platycodon grandiflorus)
文例 · 用例
遥に北へ行くと、白馬岳が聳えている、雪の室は花の色の鮮やかな高山植物を秘めて、千島|桔梗、千島|甘菜、得撫草、色丹草など、帝国極北の地に生える美しいのが、錦の如く咲くのもこの山で、雪が白馬の奔る形をあらわすからその名を得たということである。
小島烏水 梓川の上流 青空文庫
これらの山々から瞰下されて、乾き切っている桔梗ヶ原一帯は、黒水晶の葡萄がみのる野というよりも、橇でも挽かせて、砂と埃と灰の上を、駈けずって見たくなった。
小島烏水 谷より峰へ峰より谷へ 青空文庫
瑠璃色の松虫草と、大原の水分を一杯に吸い込んで、ふくらんだような桔梗のつぼみからは、秋が立ち初めている。
小島烏水 不尽の高根 青空文庫
糸の如くに降りしきる雨の中にたたずんで、モミや落葉松の美しい木立に見とれる、この辺から、裾野式の高原を展開して、桔梗がさき、萩がさき、女郎花がひょろひょろと露けく、キスゲが洞燈のような、明かる味をさしている。
小島烏水 不尽の高根 青空文庫
桔梗色に濃かった木曽御嶽の頭に、朝光が這うと微明として、半熱半冷、半紅半紫を混ぜて刷く、自分は思った、宇宙間、山を待ってはじめて啓示される秘色はこれであると、噫、何ぞ紫の筑波を説かん。
小島烏水 奥常念岳の絶巓に立つ記 青空文庫
咲きおくれた桔梗の紫が殊更鮮かだ。
岡本かの子 秋雨の追憶 青空文庫
池のほとりの桔梗の花の莟をまさぐる。
岡本かの子 富士 青空文庫
手は所在なさそうに、摘み取った桔梗の枝の莟で、群る渚の秋花を軽くうっている。
岡本かの子 富士 青空文庫
作例 · 標準
秋の訪れを告げるかのように、庭の片隅で桔梗の紫色の花がひっそりと咲き始めた。
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桔梗の蕾は、まるで小さな風船のようにぷっくりと膨らんでいて、指で押したくなる可愛らしさだ。
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茶道の稽古で用意された主菓子は、桔梗の花を象った見事な練り切りだった。
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