他児
たじ
名詞
標準
another child
文例 · 用例
他児を乳し、朝昼夕に変眼、鼻頭常に冷たく、死ぬとき身を隠し、またたびを好み、これをからだに塗りつける。
— 佐藤垢石 『岡ふぐ談』 青空文庫
そんな工合いの名前のおかげで、おめえの恰好もどうやらついて来たじゃないか。
— 太宰治 『ダス・ゲマイネ』 青空文庫
奴あ泣寝入りと云いたいんだが、泣寝入り処じゃねえや、泣き死にに死んじゃったじゃねえか。
— 葉山嘉樹 『浚渫船』 青空文庫
女房子に足をとられたり、ガツガツした胃袋に足をとられたり、そう云う、俺だって、ざまあねえや、今まで足をとられていたじゃねえか。
— 葉山嘉樹 『乳色の靄』 青空文庫
「揃って帰っちまやがったじゃないか」 コーターマスターは、コムパスを力委せに蹴飛ばしながら、「サア」と、気のない返事をした。
— 葉山嘉樹 『労働者の居ない船』 青空文庫
かうしたじめ/\した池沼のほとりの雰囲気はいつも自分の頭の何処かに幼ない頃から巣くつてゐる色々な御伽噺中の妖精を思出すやうである。
— 寺田寅彦 『雨の上高地』 青空文庫
こうしたじめじめした池沼のほとりの雰囲気はいつも自分の頭のどこかに幼い頃から巣くっている色々な御伽噺中の妖精を思い出すようである。
— 寺田寅彦 『雨の上高地』 青空文庫
大衆は威圧されて思わずたじたじとなります。
— 岡本かの子 『鯉魚』 青空文庫
作例 · 標準
公園で、母親は自分の子供だけでなく、他児の面倒も見ていた。
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