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他事

たじ
名詞
1
標準
other matters
文例 · 用例
あんな小僧っ子の事で、何だ、グズグズ気をとられてるなんて、他事じゃねえや、こちとらの事だ。
葉山嘉樹 乳色の靄 青空文庫
」と聞く身には他事をいううちが牴牾しく、膠もなく続きを促した。
泉鏡花 高野聖 青空文庫
幼君、「否、予は汝が氣に入りたれば、餘人にては氣に入らず、獻立は如何樣にても可し、凡そ汝が心にて此ならば可しと思はば其にて可きなり、自ら旨しと存ずるものを予に構はず仕れ」とまた他事も無くおほすれば、不得止「畏まり候」と御請申して退出ける。
泉鏡太郎 十萬石 青空文庫
しかし、幾度も不幸を眼前に見て来た村の人たちは、他事とは思えないので、その老人に思いとどまるように忠告する者もあったが、老人は一笑に附して頭から取りあげなかった。
田中貢太郎 位牌田 青空文庫
帝|乃ち他事を以て溥洽を禁めて、而して給事中胡く建文帝を物色せしむ。
幸田露伴 運命 青空文庫
目一局に凝る者は、其思周く、心他事に役せらるゝ者は、其慮散ず。
幸田露伴 囲碁雑考 青空文庫
其の他事情は種々樣々あれ、凡そ此等境遇の善變中、形而下状態の善變は、先づ身體状態を善變して、而して精神状態を善變する。
幸田露伴 努力論 青空文庫
それも、もう他事ではない、既に今朝の雪の朝茶の子に、肝まで抜かれて、ぐったりとしているんだ。
泉鏡花 薄紅梅 青空文庫
作例 · 標準
今は目の前の仕事に集中したいので、他事は後回しにしてください。
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