完納
かんのう
名詞動詞-サ変動詞-他動詞
標準
full payment or delivery
文例 · 用例
現在1割「××モーター」(単独の五工従業員組合――五工分区)三百名ほどまとまり、十銭の会費完納。
— 宮本百合子 『工場労働者の生活について』 青空文庫
皆そのつもりになって、どこの村より真先にある限り完納した。
— ――木人夜穿靴去、石女暁冠帽帰(指月禅師) 『夜の靴』 青空文庫
おれは寺で笹巻売っても良いというから、完納してから売っていたのじゃ。
— ――木人夜穿靴去、石女暁冠帽帰(指月禅師) 『夜の靴』 青空文庫
それだと供出をするのに、どうしても無い家はある家から、不足の分二三斗を借りねばならず、そうして完納をすませた結果は、良くとれた家の米を無くしてしまい、現在のこの村の悲鳴となって来たのである。
— ――木人夜穿靴去、石女暁冠帽帰(指月禅師) 『夜の靴』 青空文庫
この老人の完納者は、朝から米を借りにくるものらを断りつづけ、疲れはてた様子で、いつもより早口になっている。
— ――木人夜穿靴去、石女暁冠帽帰(指月禅師) 『夜の靴』 青空文庫
自分だけが損をせず、村に完納させた名誉だけを取ろうとするのは、虫が良すぎるというものだ。
— ――木人夜穿靴去、石女暁冠帽帰(指月禅師) 『夜の靴』 青空文庫
とにかく、この村はどの村よりも真正直に第一番に立派な完納をして来たため、他の村村よりも米が無くなり大騒動をしている村だ。
— ――木人夜穿靴去、石女暁冠帽帰(指月禅師) 『夜の靴』 青空文庫
長い戦争中、このような責任観念のつよかった供出係りは全国に一人もなかったことは、これは東京の新聞も報じて有名なことだが、私のいるこの村も、それと似たところもある、どこの村より真っ先かけの立派な完納ぶりが、敗戦の結果、今になった米不足で、組合長だけ攻撃されて来たのである。
— ――木人夜穿靴去、石女暁冠帽帰(指月禅師) 『夜の靴』 青空文庫
作例 · 標準
「よし、これで最後だ」と彼は残りの住宅ローンを全額完納し、深い安堵の息をついた。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
市役所の窓口で、延滞していた住民税をようやく完納したという証明書を受け取った。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
指定された期日までに全ての税金を完納しないと、延滞金が加算される恐れがある。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
全ての注文品の納品が完了し、取引先から完納を確認するメールが届いた。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview