哮る
たける
動詞-五段-ラ行動詞-自動詞
標準
to roar
文例 · 用例
トムは何物を視たか知らぬが、狂うが如くに吠え哮るのであった。
— 岡本綺堂 『飛騨の怪談』 青空文庫
師冬も初めは好い加減になだめようとしていたが、父の権幕がだんだんに激しくなって、おのれも塩冶の贔屓をする以上、おそらく同腹の謀叛の党であろうなどと罵り哮るので、師冬もしまいには堪忍がならなくなった。
— 岡本綺堂 『小坂部姫』 青空文庫
鳴雷は髑髏厭ふて哮るかや、 どくろとてあざけり玉ひそよ。
— 北村透谷 『北村透谷詩集』 青空文庫
子を質として人手には渡すまいに」「哮るな、男には男の情、女の知ったことではない」「さもしいお方だ、そんなにまでして、身の栄花が欲しいのか。
— 千早帖 『私本太平記』 青空文庫
「まだ、へい、何にもござりましねえね、いんま蕨のお汁がたけるだが、お飯は昨日の冷飯だ、それでよくば上げますがね。
— 泉鏡太郎 『二た面』 青空文庫
」 いつもならば戦場で千騎万騎を叱※する坂東声を筒いっぱいにふり立てて、頭から噛みつくように罵りたけるわがままのあるじが、これほどの強い忍耐力をもって自分に対するというのが、侍従に取っては却って怖ろしいもののようにも感じられた。
— 岡本綺堂 『小坂部姫』 青空文庫
なまじい、諸神なみに扱われるので、ふてて思う存分あたけることも出来はせぬ。
— 宮本百合子 『対話』 青空文庫
・あてなくあるくてふてふあとになりさきになり・芽ぶくものそのなかによこたける・山のひなたの、つつましく芽ぶいてゐる・水音の暮れてゆく山ざくらちる・さくら二三本でそこで踊つてゐる 白い蝶が黄ろい蝶が春風しゆうしゆう さくらちる暮れてもかへらない連中に 花見べんたうほろつと歯がぬけた 四月八日 雨。
— 種田山頭火 『其中日記』 青空文庫
作例 · 標準
雄大なライオンが、獲物を見つけ、野性的に哮った。
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