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口にする

くちにする
表現動詞-サ変-する動詞-他動詞
1
標準
to taste
文例 · 用例
一、「これは手だ」と、「手」といふ名辞を口にする前に感じてゐる手、その手が感じてゐられゝばよい。
中原中也 宮沢賢治の世界 青空文庫
又、「本校」と口にする時には、愛好の調子を含めようとして努力してゐた。
中原中也 校長 青空文庫
私もちよいちよいかうして陸に上つて來たお蔭で、陸上生活に少しかぶれて、それこそ聞いたふうの批評なんかを口にするやうになつて、どうもこれはとんでもない惡影響を受けたものだと思ひながらも、この批評癖にも、やめられぬ味がありまして、批評の無い龍宮城の暮しにもちよつと退屈を感ずるやうになつたのです。
太宰治 お伽草紙 青空文庫
そんなわけで我々の口にする美しいみたいな話は、みんなただ自他の目を誤魔化すために過ぎないのです。
太宰治 津輕地方とチエホフ 青空文庫
が何故か生徒間では、こはいものにさはりでもするやうに、二時間目事件を口にするものはありませんでした。
岡本かの子 ある男の死 青空文庫
しかし、この流行言葉を口にする人の中で、本当に学位濫造の事実があるかないかを判断するだけの資料と能力をもっている人がどれだけあるかは極めて疑わしいと思われる。
寺田寅彦 学位について 青空文庫
彼等が口にする「アナタア」には、露骨にこびたアクセントがあった。
黒島伝治 渦巻ける烏の群 青空文庫
其謡は何人が作つたか知らぬが、童幼皆これを口にするに及んで、俄然として江東大水、家流れ家洗はれ、婦女も裳裾をかゝげて右往左往するに至つたのである。
幸田露伴 震は亨る 青空文庫
作例 · 標準
彼は人生で初めて高級なキャビアを口にし、その濃厚な海の味に驚嘆した。
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「毒が入っているかもしれない」と疑い、彼は出された飲み物を決して口にしなかった。
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喉がカラカラに乾いていたので、公園の水道から出る水を勢いよく口にした。
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2
標準
to speak (of)
作例 · 標準
彼が亡き妻の名前を口にするたびに、その瞳には今も深い悲しみの色が宿る。
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「そんな縁起でもないことを軽々しく口にするのはやめなさい」と厳しく叱られた。
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彼は自分の将来の野望について、めったに人前で具体的に口にすることはない。
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