下命
かめい
名詞動詞-サ変動詞-他動詞
標準
order
文例 · 用例
(明治四十一年一月三十日『東京朝日新聞』) 六十三 マホメットの墳墓 トルコ皇帝陛下は近頃メジナにある回々教祖マホメットの墓に電灯をつけて神聖な墓地の闇を照らそうという事を思し召し立たれて英国の某会社に右の工事一切を御下命になったと伝えられている。
— 寺田寅彦 『話の種』 青空文庫
右は何れも約半里、乃至、一里余を隔てたる個所に、或は砂に埋もれ、又は岩の隙間に固く挟まれ居りたるものにて、よほど以前に漂着致したるものらしく、中味も、御高示の如き、官製|端書とは相見えず、雑記帳の破片様のものらしく候為め、御下命の如き漂着の時日等の記入は不可能と被為存候。
— 夢野久作 『瓶詰地獄』 青空文庫
曾ての同輩は既に遥か高位に進み、彼が昔、鈍物として歯牙にもかけなかったその連中の下命を拝さねばならぬことが、往年の儁才李徴の自尊心を如何に傷けたかは、想像に難くない。
— 中島敦 『山月記』 青空文庫
このあいだ御下命の原稿、一度、御猶予願っておきながら、まだ書けずにおります。
— 夢野久作 『スランプ』 青空文庫
恐らくは、細川の五十四万石、有馬の二十一万石、立花の十一万石等々の九州の雄藩は、容易に重昌の下命に従わないであろう。
— 菊池寛 『島原の乱』 青空文庫
次に新宮には、ちょうど一昨年中村氏が議会へこのことを持ち出さぬ前にと、万事を打ち捨てて合祀を励行し、熊野の開祖|高倉下命を祀れる神倉社とて、火災あるごとに国史に特書し廃朝仰せ出でられたる旧社を初め、新宮中の古社ことごとく合祀し、社地、社殿を公売せり。
— 南方熊楠 『神社合祀に関する意見』 青空文庫
この方に今日の審判役を下命された。
— 絵合 『源氏物語』 青空文庫
大臣がそれをお聞きになりますと、また御自身のほうからも同じ御祈祷をさらに増してするようにと御下命がございまして、それは御位にお即きあそばすまで続けました祈祷でございました。
— 薄雲 『源氏物語』 青空文庫
作例 · 標準
将軍の下命により、部隊は即座に国境へ向かった。
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「これは殿の下命である。異議を唱える者は許さぬ」と家老が厳しく言い放った。
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社長からの下命には逆らえず、社員たちは徹夜で資料を作成した。
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上官は躊躇なく下命を下し、兵士たちは任務遂行のため散っていった。
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