由緒
ゆいしょ
名詞頻度ランク #19975 · 青空 802 例
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文例 · 用例
どういう由緒から起こった行事だか私は知らない。
— 寺田寅彦 『田園雑感』 青空文庫
囲炉裏に榾をさしくべ、岩魚の串刺にしたやつを炙りながら、山林吏が、さっき捨てた土饅頭は何だね、と案内の猟師に訊ねる、旦那、ありゃ飛騨の御大名の墳で、と右の一伍一什をうろ覚えのままに話す、役人は、そんな由緒のあるものと知ったら、何とか方法もあったものをと口惜しそうな顔をした。
— 小島烏水 『梓川の上流』 青空文庫
こういう由緒を簡単に、主人は前の俥から話し送って呉れる。
— 岡本かの子 『東海道五十三次』 青空文庫
思ふにこの詩集が、當時の人氣に投じた由緒は、一にはその小唄風の詩曲が、通俗にも解り易く、一般の新しき興味をひいた點にあるだらう。
— 萩原朔太郎 『名詩集「思ひ出」の眞價』 青空文庫
詩人は若いころ自分が「森の七つの城のなかで三つの枝の花咲いた」由緒のある貴族の後裔であるといふ追憶を愛してゐた。
— ライネル・マリア・リルケ Rainer Maria Rilke 『旗手クリストフ・リルケ抄』 青空文庫
土地に住んで、もう町の成立を忘れ、開墾当時の測量器具などの納めた、由緒ある稲荷の社さへ知らぬ人が多からうか、と思ふにつけても。
— 泉鏡太郎 『十和田湖』 青空文庫
君はそういう訳で歩いているなら、これこれの処にこういう寺がある、由緒は良くても今は貧乏寺だが、その寺の境内に小さな滝があって、その滝の水は無類の霊泉である。
— 幸田露伴 『観画談』 青空文庫
三島で由緒のある店ですよ。
— 太宰治 『老ハイデルベルヒ』 青空文庫
作例 · 標準
この神社は由緒ある歴史を持っている。
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この土地の由緒について調べている。
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「この城には深い由緒があるんですよ。」とガイドが説明した。
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