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単身

たんしん
副詞名詞頻度ランク #10797 · 青空 318
1
標準
alone
文例 · 用例
ある時は単身でアペニンを越えて漂浪したりした。
寺田寅彦 アインシュタイン 青空文庫
なりひら小僧単身そッとその後を追う。
山中貞雄 なりひら小僧 青空文庫
国賊逆徒、売国奴、殺せ、撲れと、衆口一斉|熱罵恫喝を極めたる、思い思いの叫声は、雑音意味も無き響となりて、騒然としてかまびすしく、あわや身の上ぞと見る眼|危き、ただ単身なる看護員は、冷々然として椅子に恁りつ。
泉鏡花 海城発電 青空文庫
そうして十年たった明治二十八年の夏に再び単身で上京して銀座尾張町の竹葉の隣のI家の二階に一月ばかりやっかいになっていた。
寺田寅彦 銀座アルプス 青空文庫
ダメのまた下のダメという、謂わば「ほんもの」のダメという事になりまして、私は詩壇に於いて失脚し、また、それまでの言語に絶した窮乏生活の悪戦苦闘にも疲れ果て、ついに秋風と共に単身都落ちというだらし無い運命に立ちいたったのでございます。
太宰治 男女同権 青空文庫
終戦になり、細君と女児を、細君のその実家にあずけ、かれは単身、東京に乗り込み、郊外のアパートの一部屋を借り、そこはもうただ、寝るだけのところ、抜け目なく四方八方を飛び歩いて、しこたま、もうけた。
太宰治 グッド・バイ 青空文庫
札幌を出発して単身|空知川の沿岸に向つたのは、九月二十五日の朝で、東京ならば猶ほ残暑の候でありながら、余が此時の衣装は冬着の洋服なりしを思はゞ、此地の秋既に老いて木枯しの冬の間近に迫つて居ることが知れるであらう。
國木田独歩 空知川の岸辺 青空文庫
聴けば、杉田先生はお年寄役だけに、三十六計の奥の手も余り穏かならじとあって、単身踏み留まり、なんとかかんとか胡魔化して、荷物をことごとく巻上げて来たとの事だ。
押川春浪 本州横断 癇癪徒歩旅行 青空文庫
作例 · 標準
誰にも邪魔されず思索にふけるため、彼は単身で山奥の山荘へと向かった。
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若くして単身渡米した彼女は、苦学の末に現地の大学で学位を取得した。
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今回の極地遠征は、サポートなしの単身による徒歩横断という過酷な挑戦だ。
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