峡谷
きょうこく
名詞頻度ランク #35187 · 青空 316 例
標準
gorge
文例 · 用例
温泉はやはり山の峡谷のやうな所に、そこだけで一廓をなしてゐなければいけない。
— 萩原朔太郎 『石段上りの街』 青空文庫
峡谷の水分を含んだ冷たい吐息が、頬や腮にかかる。
— 小島烏水 『白峰山脈縦断記』 青空文庫
名にし負う白峰、赤石、両大山脈が、東西に翼をひろげて、長大の壁をたてめぐらし、互に咫尺する間に、溝のように凹まった峡谷は、重々しい鉛色の空であるから、まだ一時半というのに、黄昏のように、うす暗い。
— 小島烏水 『白峰山脈縦断記』 青空文庫
我が日本アルプスでも、上高地は、私が明治三十五年に、白骨温泉から梓川を渉って、霞沢岳を踰え、この峡谷に下りて、槍ヶ岳へ登ったときは、夏とはいえ、寂寥無人、太古の如き感があって、温泉の湧出はあっても、今日のような宿屋は、まだ建っていなかった。
— 小島烏水 『上高地風景保護論』 青空文庫
その時分上高地峡谷に入る人は、猟師の外に、稀に飛騨の蒲田谷から、焼岳を越えて来るか、あるいはその反対を行く旅人を見るに過ぎなかったのであろうと想像されるが、今日では夏日になれば、登山客がこの谷に多く群集して、数十年来の谷の主、老猟師嘉門次に呆れた眼を※らせるようになった。
— 小島烏水 『上高地風景保護論』 青空文庫
さすれば上高地の小峡谷は、日本アルプスの順礼のためには、結縁の大道場である。
— 小島烏水 『上高地風景保護論』 青空文庫
しかるにこの美麗なる上高地の峡谷に対して、早くも残虐なる破壊が、その森林から始まった。
— 小島烏水 『上高地風景保護論』 青空文庫
このような、恐怖すべき時代は、今日では都会を襲って、地方に及ぼそうとしている、土地もあろうに、この峡谷を以て、その時代を象徴させようとするには、あまりに惜しい上高地ではあるまいか。
— 小島烏水 『上高地風景保護論』 青空文庫
作例 · 標準
その国立公園には、息をのむほど美しい峡谷があります。
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断崖絶壁の峡谷を、ラフティングで下るツアーに参加しました。
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峡谷の底に流れる川は、エメラルドグリーンの色をしていた。
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ハイキング中、突然現れた巨大な峡谷に皆立ち止まった。
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ウィキペディア
峡谷(きょうこく)とは、渓谷(けいこく)の幅と比較してさらに深い谷のことである。谷の断面は、V字形をなす両岸が険しい崖になっていて谷底平野を持たない。V字谷(ブイじこく、ブイじだに)とも。
出典: 峡谷 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0