鐘堂
しょうどう
名詞
標準
belfry
文例 · 用例
学円 何が今まで我慢が出来よう、鐘堂も知らない前に、この美い水を見ると、逆蜻蛉で口をつけて、手で引掴んでがぶがぶと。
— 泉鏡花 『夜叉ヶ池』 青空文庫
……もしや、岩抜け、山津浪、そうでもない、大暴風雨で、村の滅びる事があったら、打明けた処……他は構わん、……この娘の生命もあるまい――待て、二三日、鐘堂を俺が守ろう。
— 泉鏡花 『夜叉ヶ池』 青空文庫
晃さん、お客様の影も、あの、松のあたりに見えようも知れないから、鐘堂へ上りましょうね。
— 泉鏡花 『夜叉ヶ池』 青空文庫
その釣鐘堂も崩れました。
— 泉鏡花 『甲乙』 青空文庫
八郎の菩提寺の潜門を入った、釣鐘堂の横手を、墓所へ入る破木戸で、生垣の前である。
— 泉鏡花 『卵塔場の天女』 青空文庫
が、門の方の峰の森から、釣鐘堂の屋根に、霧を辷って来たような落葉の褥を敷いた、青い光明は、半輪の月である。
— 泉鏡花 『卵塔場の天女』 青空文庫
釣鐘堂、浄光寺の森は、大樹の梢が風にさわいで、まるで、女が髪を振り乱したようです。
— こけ猿の巻 『丹下左膳』 青空文庫
釣鐘も釣鐘堂も引きずッて、そこへと歩いて行きたいように気が逸る、体じゅうの血が暴れまわる。
— 吉川英治 『源頼朝』 青空文庫
作例 · 標準
夕暮れ時になると、鐘堂から鳴り響く鐘の音が山あいの村に静かに広がっていく。
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お寺の境内に建つ鐘堂は、何百年もの歴史を感じさせる重厚な造りだ。
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除夜の鐘を突くために、多くの人々が寒空の下で鐘堂の前に長い列を作っている。
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