唱道
しょうどう
名詞動詞-サ変動詞-他動詞
標準
advocacy
文例 · 用例
かえって唯名論の唱道する個別的特殊の一種なる民族的特殊性である。
— 九鬼周造 『「いき」の構造』 青空文庫
この同じピタゴラスがまた楽音の協和と整数の比との関係の発見者であり、宇宙の調和の唱道者であったことはよく知られているようであるが、この同じピタゴラスが豆のために命を失ったという話がディオゲネス・ライルチオスの『哲学者列伝』の中に伝えられている。
— 寺田寅彦 『ピタゴラスと豆』 青空文庫
昔はとにかく今日では我邦ですらも科学というものの功利的価値は、理解されたというよりむしろ無理解に世間で唱道されている。
— 寺田寅彦 『雑記(1)』 青空文庫
又其特殊な趣味が容易に多数に肯われない所を、決然身を挺して唱道する所が、評家会心の点らしい。
— 夏目漱石 『長塚節氏の小説「土」』 青空文庫
本人の思はく如何は別問題として、彼の唱道した超人主義の哲学が、此際|独乙に取つて、何れ程役に立つてゐるかも遠方に生れた自分には殆んど見当が付かない。
— 夏目漱石 『点頭録』 青空文庫
大阪辺の町医村医は口だけは聞き覚えた東洞が唱道の「万病一毒」といふモツトーを喋舌るが、実技は在来の世間医だつた。
— 岡本かの子 『上田秋成の晩年』 青空文庫
殊に各種の發明者、若くは新説の唱道者、眞理の發見者等は、皆此の努力に因つて其の一代の事業を築き上げて居ると云はねばならぬ。
— 幸田露伴 『努力論』 青空文庫
だから写生の唱道は啓蒙運動として見る時に価値があるが、真の芸術の絶対境はその写生から出てもつと高い、もつと深い、もつと幽かな、真の象徴に入つて初めてその神機が生き気品が動く。
— 北原白秋 『雀の卵』 青空文庫
作例 · 標準
彼は若くして環境保護の重要性を唱道し、全国各地で講演活動を行っている。
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その哲学者は、個人の自由と責任を尊重する新しい倫理観を唱道した。
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多様性を認め合う社会の実現を唱道する彼の言葉は、多くの若者の共感を呼んでいる。
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