悍馬
かんば
名詞
標準
unruly horse
文例 · 用例
悍馬〔二〕廐肥をはらひてその馬の、 まなこは変る紅の竜、けいけい碧きびいどろの、 天をあがきてとらんとす。
— 宮沢賢治 『文語詩稿 一百篇』 青空文庫
悍馬を慣らす顛末は、もちろん編集の細工が多分にはいってはいるであろうが、あばれるときのあばれ方はやはりほんとうのあばれ方で寸毫の芝居はないから実におもしろい。
— 寺田寅彦 『映画雑感(3)』 青空文庫
この映画を見て、自分ははじめて悍馬の美しさというものを発見したような気がする。
— 寺田寅彦 『映画雑感(3)』 青空文庫
見れば一頭の悍馬谷川へ陥ちて今や押し流されんず有様。
— 井沢衣水 『本州横断 痛快徒歩旅行』 青空文庫
少し位の悍馬でも峠位は差支えなかろうが、後の三人と来ては、生まれて以来、しみじみ馬背の厄介になった事すらない人間だ。
— 井沢衣水 『本州横断 痛快徒歩旅行』 青空文庫
巨大な体躯とたくましい健康とを持った一砲兵士官が、悍馬から振りおとされて頭部に重傷を負い、すぐ人事不省に陥った。
— THE PREMATURE BURIAL 『早すぎる埋葬』 青空文庫
運転手は悍馬を乗鎮めるが如くに腰を切って、昂然として、(来る……九月一日、十一時五十八分までは大丈夫請合います。
— 泉鏡花 『甲乙』 青空文庫
悍馬を飼いて大栗と名づく。
— 馬に関する民俗と伝説 『十二支考』 青空文庫
作例 · 標準
若き日の将軍は、誰も乗りこなせなかった悍馬を巧みに手なずけたという逸話が残っている。
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彼はまるで悍馬のように気性が荒く、組織の中でしばしば衝突を起こした。
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暴れ回る悍馬を鎮めるには、力だけでなく、馬の心を読む繊細さも必要だ。
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