良馬
りょうば
名詞
標準
good horse
文例 · 用例
若し一路坦々砥の如く、而も春風に吹かれ、良馬に跨つて旅行するならば、努力は無い樣なものの、全部の旅行がさうばかりは行かぬ。
— 幸田露伴 『努力論』 青空文庫
或日、塩谷判官高貞が良馬竜馬を禁裡に献上したことがあった。
— 菊池寛 『四条畷の戦』 青空文庫
陸奥や出羽から良馬の出たことは、『続日本紀』や『類聚三代格』などにも見えていますし、とにかく、東北地方から良馬を産出したことは早くから知られていまして、藤原俊成なども『長秋詠藻』の中で「みちのくのあらのの牧の駒だにもとればとられてなれ行くものを」と詠んでいます。
— 佐左木俊郎 『文学に現れたる東北地方の地方色』 青空文庫
もし、一路坦々として、砥石のように滑らかで、しかも春風に吹かれ良馬に跨って旅行するのなら、努力は無いようなものの、全部の旅行がそうばかりは行かない。
— 幸田露伴 『努力論(現代訳)』 青空文庫
想うにわが邦神代の馬は、「種類」の条で述べた、北方の馬種を大陸より伝えたのを、後世良馬を支那より輸入した事、貝原氏の説通りだろう。
— 馬に関する民俗と伝説 『十二支考』 青空文庫
『神異経』に、〈大宛宛丘の良馬日に千里を行き、日中に至りて血を汗す〉とはいかがわしいが、チュクチー人など、シャーマーン(方士)となる修業至ってむつかしく、時として苦しみの余り、衄や血の汗を出すという(チャプリカの『西伯利原住人』一七九―一八〇頁)。
— 馬に関する民俗と伝説 『十二支考』 青空文庫
第5図 パタゴニア人所用ボーラズ なお馬が新世界に入ってより生じた異習を一つ挙げんに、オエンの『マスクワキー印甸人の民俗』に馬踊りてふ条あり、いわく商客馬多く牽き来ってインジアンどもそのうちに欲しくて堪らぬ良馬を見付ければ、各その所望の馬を指し讃えて何と踊ってくれぬかと尋ねる。
— 馬に関する民俗と伝説 『十二支考』 青空文庫
馬を殉葬した人間の思惑は大要ジョンソンと同じく、犬羊馬豕|斉しく人が飼った物で人に殺さるるは当然ながら、ややその功軽き羊豕等は毎度その用あるに臨んで、たやすく殺しすなわち忘らるるに反し、大事の場合に主君の命を全うすべき良馬は現世で優遇された報恩に、来世までも御供していよいよ尽忠すべしというのだ。
— 馬に関する民俗と伝説 『十二支考』 青空文庫
作例 · 標準
優れた馬の目利きである伯楽に見出されて初めて、ただの暴れ馬が一日千里を走る比類なき良馬としての才能を開花させる。
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歴戦の老将軍は出陣に際し、数ある厩舎の馬の中から最も骨格が逞しく気性の荒い良馬を自らの愛馬として選び出した。
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「この仔馬は脚の筋肉の付き方が素晴らしく、順調に訓練を積めば将来必ず国中に名を知られる良馬に育つでしょう」
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