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傷痍

しょうい
名詞
1
標準
wound
文例 · 用例
ハアゼンクェフェル――「アンティゴオネ」(希臘劇を改作したものであるが、彼はこれを大戦に結びつけ、タレオンを、前の独逸皇帝ウィルヘルム二世に擬し、戦争のために寡婦となったもの、孤児となったもの、不具となったものをして王に向って飢餓と傷痍を訴えさせ、「将軍を市場に晒せ」と絶叫せしめている。
黒島伝治 反戦文学論 青空文庫
胸に傷痍軍人の徽章をつけている。
太宰治 青空文庫
註 薤は傷痍にきく。
北原白秋 海豹と雲 青空文庫
この戦争が人生の霊魂に与ふる傷痍は、即ち吾人が道義の生命に於て感ずる苦痛なり。
北村透谷 明治文学管見 青空文庫
我は天性|怯懦にして、強盗殺人の罪を犯すべき猛勇なし、豆大の昆虫を害ふても我心には重き傷痍を受けたらんと思ふなるに、法律の手をして我を縛せしむる如きは、いかでか我が為し得るところならんや。
北村透谷 我牢獄 青空文庫
美は醜と闘ひ、善は悪と争ふ、或は桂冠を戴きて此の舞台より歴史の或一隅に遷り去るあり、或は傷痍を負ふて永く苦痛の声を留むるあり。
北村透谷 思想の聖殿 青空文庫
船山という傷痍軍人である。
織田作之助 四つの都 青空文庫
「ああ、傷痍軍人の方か知ら?
大阪圭吉 香水紳士 青空文庫
作例 · 標準
戦地から帰還した彼は、全身に激しい傷痍を負いながらも再起を誓った。
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古い日記には、かつての戦乱で負った傷痍の痛みに耐える日々が綴られていた。
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医療班は前線から運び込まれる兵士たちの傷痍を、不眠不休で手当てした。
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