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焼夷

しょうい
名詞
1
標準
burning (something) away
文例 · 用例
千箇の焼夷弾の中で路面や広場に落ちたり河に落ちたりして無効になるものが仮りに半分だとすると五百箇所に火災が起る。
寺田寅彦 烏瓜の花と蛾 青空文庫
焼夷弾投下のために怪我をする人は何万人に一人くらいなものであろう。
寺田寅彦 烏瓜の花と蛾 青空文庫
その現われの一つは神社、仏閣へ焼夷弾を落したことだ。
――戦災余話 起ち上る大阪 青空文庫
つねに火を避けて来た地蔵さんであるが、この地蔵さんは果して焼夷弾の火を避けることができたかどうか、それを私は知りたいと思い、あちこち尋ねまわっているうちに、最近ゆくりなくも火除地蔵健在の事実を知った。
――戦災余話 起ち上る大阪 青空文庫
ここで幾度か出征兵士の壮行会が催され、英魂が迎えられ、焼夷弾の処置が練習され、防火の訓練が行なわれた。
徳田秋声 縮図 青空文庫
」 その前夜、東京に夜間の焼夷弾の大空襲があって、丸山君は、忠臣蔵の討入のような、ものものしい刺子の火事場装束で、私を誘いにやって来た。
太宰治 酒の追憶 青空文庫
しかるに、移転して三月目にその家が焼夷弾で丸焼けになったので、まちはずれの新柳町の或る家へ一時立ち退き、それからどうせ死ぬなら故郷で、という気持から子供二人を抱えて津軽の生家へ来たのであるが、来て二週目に、あの御放送があった、というのが、私のこれまでの浪々生活の、あらましの経緯である。
太宰治 十五年間 青空文庫
拡声機は夜明けちかくまで、青森方面の焼夷弾攻撃の模様を告げていた。
太宰治 十五年間 青空文庫
作例 · 標準
敵の食糧供給路を断つため、軍は周辺の田畑を焼夷する作戦を実行した。
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延焼を防ぐための焼夷作業により、歴史的な建築物も灰燼に帰した。
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焼夷の跡には黒焦げになった木々だけが立ち並び、凄惨な光景が広がっていた。
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