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格別

かくべつ異読 かくべち
名詞-の形容詞形容動詞名詞頻度ランク #12493 · 青空 2270
1
標準
particular
文例 · 用例
格別、先生の口唇が、鼻腔が可笑しいといふのぢやない、起立して、先生の後から歌ふ生徒等が可笑しいといふのでもない、それどころか、俺は大体、此の世に笑ふべきものがあらうとは思つちやゐなかつた。
中原中也 夏と悲運 青空文庫
格別俺は人生がどうのかうのと云ふのではない、理想派でも虚無派でもあるわけではない。
中原中也 夏と悲運 青空文庫
格別細い感じがした。
中原中也 思ひ出す牧野信一 青空文庫
そんな次第であるから、今私は「私の推賞する詩人」といふ課題を貰つたのだが、今誰をといつて格別推賞したくはない。
中原中也 詩壇への願ひ 青空文庫
Bとしたら、何も格別文学談ではないのだ、彼は営んでゐるのが、だいたい文学的生活だといつたわけなのだ。
中原中也 心理的と個性的 青空文庫
そしてそれは彼の耳には格別によく響き入つた。
中原中也 医者と赤ン坊 青空文庫
もつとも、この娘の「可哀想」は、このごろの彼女の一つ覺えで、何を見ても「可哀想」を連發し、以て子に甘い母の稱讚を得ようといふ下心が露骨に見え透いてゐるのであるから、格別おどろくには當らない。
太宰治 お伽草紙 青空文庫
格別の用事でも無い限り、どんな親しい身内の家にでも、矢鱈に訪問などすべきものでは無いかも知れない。
太宰治 お伽草紙 青空文庫
作例 · 標準
厳しい練習を乗り越えて勝ち取った優勝旗を手にし、部員たちは格別の感慨に浸っていた。
「仕事終わりの一杯は格別だね」と、同僚たちは居酒屋でジョッキを傾けながら一日の疲れを癒やした。
彼は会長の古い友人ということもあり、社内では常に格別の扱いを受けている。
雪国の温泉宿で雪景色を眺めながら浸る露天風呂は、都会では味わえない格別な趣がある。
2
標準
particularly
作例 · 標準
平素は格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。
山頂でいただく炊きたてのご飯の味は、空腹も相まって格別なものがあった。
今年の冬は暖冬と言われていたが、今朝の冷え込みだけは格別で、路面が薄く凍りついていた。
彼のピアノ演奏は技術もさることながら、音の響かせ方に格別のこだわりが感じられる。