別段
べつだん異読 べちだん
名詞-の形容詞名詞頻度ランク #19084 · 青空 1690 例
標準
particular
文例 · 用例
みんなが何を話したか別段記憶しないが、ともあれみんな文学青年が先輩を詣でた式のことで、主人は間もなく退屈した。
— 中原中也 『思ひ出す牧野信一』 青空文庫
だんだん茶店の人たちも、あのお客は、ただ口が重いだけで、別段に惡だくみのある者でないといふことが判つた樣子で、お客さんのお嫁さんになるひと仕合せですね、世話が燒けなくて、とをばさんに冗談言はれて、私は苦笑して、やつと打ち解けて來たころには、はや十一月、峠の寒氣、堪へがたくなつた。
— 太宰治 『九月十月十一月』 青空文庫
むかし日本の人に、キリストの精神を教えてくれたのは、欧米の人たちであるが、今では、別段彼等から教えてもらう必要も無い。
— 太宰治 『世界的』 青空文庫
島木さんの事について何か書くようにとの御手紙を頂きましたので、考えてはみましたが、私は同氏から稀に御手紙は頂戴しておりましたものの、御目にかかったのは前後にただ一度だけ、それも宴会の席上でちょっと御挨拶をしたばかりでありまして、同氏の追憶と云っては別段に申上げるほどの資格も御座いません。
— 寺田寅彦 『書簡(※)』 青空文庫
別段、物識り振るわけではないが、龜にもいろいろの種類がある。
— 太宰治 『お伽草紙』 青空文庫
歌舞音曲も別段客をもてなさうといふ露骨な意圖でもつて行はれるのではない。
— 太宰治 『お伽草紙』 青空文庫
」と狸は低い聲で言ひ、けれども、別段何も感じないらしく、ただもう好きなひとの傍にゐるといふ幸福感にぬくぬくとあたたまつてゐる樣子で、どつしりと腰を落ちつけ、死魚のやうに濁つた眼であたりを見廻し、小蟲を拾つて食べたりしながら、「しかし、おれは運のいい男だなあ。
— 太宰治 『お伽草紙』 青空文庫
窓の外の風景を眺めても、別段たいしたこともない。
— 太宰治 『貪婪禍』 青空文庫
作例 · 標準
今日の会議では、別段決議しなければならない重要な議題はない。
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彼の遅刻について、上司から別段のペナルティは与えられなかったようだ。
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健康診断の結果を見たが、別段心配するような数値は見当たらなかった。
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標準
(not) particularly
作例 · 標準
新しいスマホに変えたけれど、別段使いやすくなった気はしないな。
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彼の提案に対して、別段反対する理由もないので賛成した。
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昨夜は遅くまで起きていたが、今朝は別段眠いということもない。
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