利し
とし
'ku' adjective (archaic)
標準
sharp
文例 · 用例
そったに砂利しょて何しただす」と叫びました。
— 宮沢賢治 『とっこべとら子』 青空文庫
待設けたる斉泰は、たゞちに符を発し使を遣わし、往いて燕府の官属を逮捕せしめ、密に謝貴張※をして、燕府に在りて内応を約せる長史葛誠、指揮盧振と気脈を通ぜしめ、北平|都指揮張信というものゝ、燕王の信任するところとなるを利し、密勅を下して、急に燕王を執えしむ。
— 幸田露伴 『運命』 青空文庫
此故に古より奸雄の如きは毎々此の氣の共鳴作用を利して事を做す位である。
— 幸田露伴 『努力論』 青空文庫
されば新境の現前は人を利し、人をして張る氣を生ぜしむるとは云へ、時に又人をして張る氣を生ぜしめざる時も有るのみか、卻つて散る氣や萎む氣等の好ましからぬ氣をさへ生ぜしむることも有る。
— 幸田露伴 『努力論』 青空文庫
鉄砲巻は山に積むし、近所の肴屋から、鰹はござってら、鮪の活の可いやつを目利して、一土手提げて来て、私が切味をお目にかけたね。
— 泉鏡花 『婦系図』 青空文庫
翌日はすでに八万の胡兵が騎馬の快速を利して、漢軍の前後左右を隙もなく取囲んでしまっていた。
— 中島敦 『李陵』 青空文庫
その禄を利した以上、その患を救わねばならぬのだ。
— 中島敦 『弟子』 青空文庫
されば、憲法制定、立憲政体の実施については、政府に於ても、明治天皇の大御心に依つてその大方針が確立してゐたのであるから、当時に於ける自由民権運動の騒ぎは、藩閥政府の強権に対して、不平分子が国会開設の名を利しての抗争とも見るべきであらう。
— 菊池寛 『二千六百年史抄』 青空文庫
作例 · 標準
研ぎ澄まされたその刀身は、月光を浴びて一段と青白く、恐ろしいほどに利し。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
伝説の名工によって打たれたその小刀は、時代を経てもなお鋭く利し輝きを放っている。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
鋼の刃は極限まで利し、わずかな力で触れただけの紙を吸い込まれるように裂いた。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
標準
intense
作例 · 標準
北の大地を吹き抜ける冬の夜風は肌を刺すように利し、厚手の外套を通しても寒さが伝わる。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
静寂の中で彼女が放った一言は利し、その場の空気を一瞬で凍りつかせてしまった。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
雲ひとつない真夏の太陽が放つ直射日光はあまりに利し、目を開けていられない。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
標準
quick
作例 · 標準
獲物を見つけた鷹は、利し動きで空から急降下し、一撃で獲物を仕留めた。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
彼の状況判断は常に利し、予測不能なトラブルが起きても決して迷うことがない。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
伝令の走りは風のように利し、敵軍の接近を知らせるために一昼夜かけて城門へ辿り着いた。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
標準
keen
作例 · 標準
老練な猟師の目は、茂みの奥でかすかに揺れた落ち葉から獲物の気配を利し捉える。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
学問に対する彼女の関心は利し、一度教わった定理はたちまち自分のものにしてしまう。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
鋭敏な嗅覚を持つ警察犬は、犯人が残した利し臭いの跡を決して見逃さなかった。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview