徒死
とし
名詞動詞-サ変動詞-自動詞
標準
dying in vain
文例 · 用例
闌更を研究するも可、マツチのペーパを蒐むるも可、身を低くして財を積むも可、徒坐して徒死するも、犯罪をするに比して不可は無い。
— 幸田露伴 『努力論』 青空文庫
闌更を研究するのも可、マッチのペーパーを集めるのも可、身を低くして財を積むのも可、徒座して徒死するのも犯罪をするのに比べて不可はない。
— 幸田露伴 『努力論(現代訳)』 青空文庫
ゆえに死してまた生ず」と)往生要集曰、如是展転作悪受苦、徒生徒死、輪転無際、如経偈云、一人一劫中所受諸身骨、常積不腐敗、如毘布羅山、一劫尚爾況無量劫。
— 井上円了 『通俗講義 霊魂不滅論』 青空文庫
みたばかりの死に茫然として、卑怯にも似た感情を抱いて私は歩いてゐたと告白せねばなりません。
— 中原中也 『死別の翌日』 青空文庫
それはもう、疲れしぼみ、悔とさびしい微笑としか持つてはをらぬけれど、それは此の世の親しみのかずかずが、縺れ合ひ、香となつて籠る壺なんだ。
— 中原中也 『疲れやつれた美しい顔』 青空文庫
例へば夏休みも近づかうといふ暑い日に、唱歌教室で先生が、オルガン弾いてアーエーイーすると俺としたことが、笑ひ出さずにやゐられなかつた。
— 中原中也 『夏と悲運』 青空文庫
俺としてからが、どう反省のしやうもなかつたんだ。
— 中原中也 『夏と悲運』 青空文庫
別に邪魔になる程に、大声で笑つたわけでもなかつたし、それにしてもだ、先生がカン/\になつてたことは事実だし、先生自身何をそんなに怒るのか知つてゐぬらしいことも事実だし、俺としたつて意地やふざけで笑つたわけではなかつたのだ。
— 中原中也 『夏と悲運』 青空文庫
作例 · 標準
大義のない戦場に送られ、何の成果も上げられずに無残に散る徒死だけは避けたい。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
「若者たちを徒死させてはならない」と、平和主義の彼は壇上で強く聴衆に訴えかけた。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
無謀な作戦計画は、尊い仲間の徒死を招くだけという最悪の結果に終わってしまった。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview