宝蔵
ほうぞう
名詞
標準
treasure house
文例 · 用例
奥の廊下の扉のわきに「宝蔵見物のかたはここで番人をお待ちくだされたし」という張り札がしてある。
— 寺田寅彦 『先生への通信』 青空文庫
旦那様をよんで来て、こまかに調べて見ると、煙草入はあるが緒〆の珊瑚がはづしてある、家重代の伝はりものゝ印籠までが小箪笥の中からとり出されてしまつてある、どれほど胆の太い泥棒であるであらうか、殆ど物語にもありさうな宝蔵破りを思ひ浮べて、恐しさに二人顔を見合せて、しばらく詞も出なかつたこと。
— 平出修 『夜烏』 青空文庫
ひるは、村で一匹きりの牛がおなかをすかして鳴く声と、ひなたの枇杷の花に来る蜂の声と、お宮の杉のうへと宝蔵倉の棟にわかれて喧嘩をしてゐる烏の声のほかは何もきこえないくらゐしづかにすぎていきました。
— 新美南吉 『鳥右ヱ門諸国をめぐる』 青空文庫
最初、久助君は、宝蔵倉の前にいってみた、多分の期待をもって。
— 新美南吉 『久助君の話』 青空文庫
海底の琅※の宮殿に、宝蔵の珠玉金銀が、虹に透いて見えるのに、更科の秋の月、錦を染めた木曾の山々は劣りはしない。
— 泉鏡花 『海神別荘』 青空文庫
公子 ここに、用意の宝蔵がある。
— 泉鏡花 『海神別荘』 青空文庫
もと吉野山参りの先達をなんべんもやった亀菊さんは、ひさしぶりに鳴らしてやろうというので、宝蔵倉からほら貝をとり出してきました。
— 新美南吉 『和太郎さんと牛』 青空文庫
国麿は路の中央に突立ちながら、「宝蔵院の管槍よ!
— 泉鏡花 『照葉狂言』 青空文庫
作例 · 標準
その古都の寺院には、国宝級の仏像を納めた立派な宝蔵が建っている。
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宝蔵의 重い 扉が開かれると、中から眩いばかりの金銀財宝が姿を現した。
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知恵と知識の宝蔵である図書館で、一日中読書に没頭するのが至福の時だ。
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