絶倫
ぜつりん
名詞-の形容詞形容動詞名詞
標準
matchless
文例 · 用例
一代を震骸すべき重大犯罪事件の調書として、其数頁を繰つたものは、誰でも被告の自白なるものが、絶倫なる記憶力と放胆なる蛮性からでなければ、決して供述することの出来ない事実の供述から出来上つて居ることを看出し得たであらう。
— 平出修 『逆徒』 青空文庫
シャルル・ルイ・フィリップは、絶倫の力と、未来とを約束しながら、昨年十二月、三十四歳で、この世に、いなくなったのです。
— ――馬をさへ眺むる雪の朝かな―― 『碧眼托鉢』 青空文庫
魁岸勇偉、膂力絶倫、満身の花文、人を驚かして自ら異にす。
— 幸田露伴 『運命』 青空文庫
堂々たるその勇姿、絶倫の性慾、全身の膨脹、悪戦苦闘の恐るべき忿怒相と残虐性|亢奮とは今や去って、傲然たる王者の勝利感と大威力とに哄笑し快笑し、三度また頭を高く、激しくうち振った。
— 北原白秋 『フレップ・トリップ』 青空文庫
悪戦苦闘のブルどもは不眠不休、飲まず食わずしかも絶倫なる精力はその残虐と流血と肉弾戦の間にも驚くべき性殖力を発揮する。
— 北原白秋 『フレップ・トリップ』 青空文庫
十月十一月、寒風の吹き荒むとともに、懐胎したカウの大群集は成長した幼獣、処女獣と南方に向って去り、半成牡も去り、そうして、かの絶倫なる諸王、ブル中の英雄たちも、不眠と絶食と間断なき性交とに、疲労困憊の極は、へとへとによろよろになってようやくに後から後から蹤いて去るのだ。
— 北原白秋 『フレップ・トリップ』 青空文庫
このサルタンは精力絶倫どころか、辛うじて生きながらえている痩男だ。
— 中島敦 『光と風と夢』 青空文庫
私とほゞ同年だが、全く此の男程精力絶倫で思ひ切り實用向きで、恥も外聞もなく物質的で、懷疑、羞恥、「てれる」などといふ氣持と縁の遠い人間を私は知らない。
— 中島敦 『かめれおん日記』 青空文庫
作例 · 標準
若き日の彼は学業もスポーツも絶倫で、常に周囲の憧れの的だった。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
その老舗旅館の温泉は効能が絶倫で、遠方から湯治客が訪れる。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
彼は絶倫のスタミナでフルマラソンを完走し、自己ベストを更新した。
幻辭AI · gemini-2.5-flash