凡庸
ぼんよう
形容動詞名詞-の形容詞名詞頻度ランク #23895 · 青空 498 例
標準
mediocre
文例 · 用例
これはただ、太宰といふ作家がその愚かな經驗と貧弱な空想を以て創造した極めて凡庸の人物たちばかりである。
— 太宰治 『お伽草紙』 青空文庫
映画を見ることによって吾々は凡庸な観察眼の代りに異常に鋭い観察者の眼を獲得することになる。
— 寺田寅彦 『教育映画について』 青空文庫
そうして凡庸な探偵はいつも見当ちがいの所へばかり目をつけて、肝心な罪人を取り逃がしている、その間に名探偵は、いろいろなデマやカムフラージに迷わされず、確実な実証の連鎖をじりじりとたぐって、運命の神自身のように一歩一歩目的に迫進するのである。
— 寺田寅彦 『科学と文学』 青空文庫
陶工が凡庸であるためにせっかく優良な陶土を使いながらまるで役に立たない無様な廃物に等しい代物をこね上げることはかなりにしばしばある。
— 寺田寅彦 『空想日録』 青空文庫
それで、人間の頭脳の最高水準を次第に引き下げて、賢い人間やえらい人間をなくしてしまって、四海兄弟みんな凡庸な人間ばかりになったというユートピアを夢みる人たちには徹底的な災難防止が何よりの急務であろう。
— 寺田寅彦 『災難雑考』 青空文庫
その眼前の、凡庸な風景に、おめぐみ下さい、とつくづく祈っている姿である。
— 太宰治 『八十八夜』 青空文庫
芸術家でない凡庸作者がいたずらに皮相的模倣を志していかにカメラの角度を超自然的にねじ回そうとしても到底それだけで得らるべきものではない。
— 寺田寅彦 『映画雑感(1)』 青空文庫
たとえば仏教思想の表面的な姿にのみとらわれた凡庸の歌人は、花の散るのを見ては常套的の無常を感じて平凡なる歌を詠んだに過ぎないであろうが、それは決してさびしおりではない。
— 寺田寅彦 『俳諧の本質的概論』 青空文庫
作例 · 標準
彼の書く文章は凡庸で、読者の心を揺さぶる力がなかった。
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凡庸な才能しか持たないと諦めていたが、努力で克服した。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
凡庸な作品ばかりが評価される風潮に疑問を感じる。
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