卓越
たくえつ
名詞動詞-サ変動詞-自動詞頻度ランク #16853 · 青空 313 例
標準
preeminence
文例 · 用例
古来日本の詩歌には、鶯を歌ったものが非常に多いが、殆んど皆退屈な凡歌凡句であり、独り蕪村だけが卓越している。
— 萩原朔太郎 『郷愁の詩人 与謝蕪村』 青空文庫
すなわち「いき」をも「上品」をも均しく要素として包摂し、「野暮」「下品」などに対して、趣味の「繊巧」または「卓越」を表明している。
— 九鬼周造 『「いき」の構造』 青空文庫
しかるにまた「いき」は、その徴表中に「意気地」と「諦め」とを有することに基づいて、趣味の卓越として理解される。
— 九鬼周造 『「いき」の構造』 青空文庫
したがって、「いき」と上品との関係は、一方に趣味の卓越という意味で有価値的であるという共通点を有し、他方に媚態の有無という差異点を有するものと考えられる。
— 九鬼周造 『「いき」の構造』 青空文庫
昔の絵描きは自然や人間の天然の姿を洞察することにおいて常人の水準以上に卓越することを理想としていたらしく見える。
— 寺田寅彦 『烏瓜の花と蛾』 青空文庫
お蔭さまで、ずいぶんと面白い物語を聞かされたわけなのだが、併し惜しいことには、君のその卓越した嘘がまたこの物語を大分つじつまの合わないものにしてしまっているのだ。
— 渡辺温 『象牙の牌』 青空文庫
どんなに僕の好きな顔や美しい情感や卓越した理智をあなたが持ってたって、嫌な夫や馬鹿な子供なんかの生活構成のなかで出来上っているあなただったら、或いは僕は……」 かの女はそういう規矩男が、自分の愛する夫や子供をまるでその心身の組織に入れているようで、規矩男に対して急に不思議な愛感に襲われた。
— 岡本かの子 『母子叙情』 青空文庫
逸作は食卓越しにわたくしの腕を揺り、「鐘の音は、もう済んだ」と言って、手を離したわたくしの耳を指さし、「歌を詠む参考に水鳥の声をよく聞いときなさい。
— 岡本かの子 『雛妓』 青空文庫
作例 · 標準
若くして卓越した才能を発揮し、彼は業界の革命児と呼ばれた。
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過酷な環境下でも冷静さを保つ彼の精神力は、群を抜いて卓越している。
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卓越したバランス感覚で、彼女は複数のプロジェクトを同時に成功させた。
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