偶像化
ぐうぞうか
名詞動詞-サ変動詞-他動詞
標準
idolization
文例 · 用例
そして益々自己を偶像化さうとした。
— 南部修太郎 『猫又先生』 青空文庫
ジイドが、彼の才能と称され、又誤って評価された観念性によって新しい一つの社会を偶像化して空想したことは彼の自由である。
— ――ジイド知性の喜劇―― 『こわれた鏡』 青空文庫
即、巨人を偶像化した人形が過去にもあつたし、現在にもある。
— 折口信夫 『人形の起源』 青空文庫
そしてそれが下級生たちに彼を偶像化させていた。
— 堀辰雄 『燃ゆる頬』 青空文庫
そしてそれが下級生たちに彼を偶像化させてゐた。
— 堀辰雄 『燃ゆる頬』 青空文庫
マルコの描いたイエスはあくまで活きた人であって、偶像化せらるる要素がほとんどないのである。
— マルコ伝による 『イエス伝』 青空文庫
ああいう風に偶像化されている人のことは、やっぱりついこまかに見てしまうものだから。
— 一九四〇年(昭和十五年) 『獄中への手紙』 青空文庫
四十六年の生涯は、まこと血みどろの奮闘の連続であったと言ってもよく、その奮闘と懊悩と狂気とには、偶像化された天才の、超人的な有難さなどは微塵もない。
— 野村胡堂 『楽聖物語』 青空文庫