神格化
しんかくか
名詞動詞-サ変動詞-他動詞
標準
deification
文例 · 用例
――「……いつだつたかの晩、その伊太利譯を讀んだ時、私はこれらの頁を書いたあの夢のやうな晩のことを思ひ出し、まだ子供らしい頬をほてらせながら、死を、死の神格化を見出すべく愛を突き拔けてゆく、この若い祖先の迅速さには、殆どわれにもあらず、眩惑し、驚嘆いたしました。
— ライネル・マリア・リルケ Rainer Maria Rilke 『旗手クリストフ・リルケ抄』 青空文庫
それと同じやうな意味で、天上の星は人間の地位に比擬され、又一段と進んでは神格化して抽象的な或意義と作用を有するものと想化され、又一段と進んでは人格化して俚俗的傳説にあらはるゝやうになるのも稀有なことでは無い。
— 幸田露伴 『道教に就いて』 青空文庫
ソ連でさえマルクスだけでなくレーニン、スターリン等を神格化しているではないか。
— 石原莞爾 『戦争史大観』 青空文庫
また、本妙寺では、神格化された英雄である清正公の像をあしらった、小さいお寺の形をした小振りの御守を買い求めることができる。
— A WISH FULFILLED 『男子の本懐』 青空文庫
ましてや、新たに召集された新兵たちには、熊本の地そのものがかの偉大なる軍将の伝説によって神格化されており、驚嘆すべき場所と思えただろうし、また、この城そのものも清正が朝鮮で猛攻撃した要塞のプランも取り入れて築城されており、世界の驚異とも見えたであろう。
— A WISH FULFILLED 『男子の本懐』 青空文庫
祭礼に人形を作ることは、よりましを兼ねた依代なので、この意味が忘れられると、殆ど神格化せられた人間の像を立てる。
— 折口信夫 『盆踊りと祭屋台と』 青空文庫
此は人間界の話を、神格化した物語である。
— 折口信夫 『琉球の宗教』 青空文庫
呪言口授の最初の神か、呪言の上に屡現れて来る神、即ある呪言の威力の神格化、かうした事も思はれる。
— 折口信夫 『国文学の発生(第二稿)』 青空文庫
作例 · 標準
生前の功績を讃え、死後に英雄を神格化する例は世界各地に見られる。
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その指導者は、次第に民衆によって神格化されていった。
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特定の人物を神格化することは、歴史の解釈を歪める可能性がある。
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