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明け暮れ

あけくれ
名詞副詞頻度ランク #25061 · 青空 149
1
標準
morning and evening
文例 · 用例
「それから船便を求めてあてのない極東の旅を思い立ったが、乗り組んだ船の中にはもうちゃんと一人スパイらしいのが乗っていて、明け暮れに自分を監視しているように思われた。
寺田寅彦 B教授の死 青空文庫
婚礼の席に連なったときや、明け暮れそのなかのいいのを見ていたおれは、ええ、これ、どんな気がしたとおまえは思う」 という声濁りて、痘痕の充てる頬骨高き老顔の酒気を帯びたるに、一眼の盲いたるがいとものすごきものとなりて、拉ぐばかり力を籠めて、お香の肩を掴み動かし、「いまだに忘れない。
泉鏡花 夜行巡査 青空文庫
主人はあまりそんなことに頓着しない気質であるので、ただ笑って済ませてしまったが、奥方はひどくそれを気に病んで、なにかの禍いがなければよいと明け暮れに案じているうちに、先月の末、些細なことから奥方の神経をおびやかすような一つの事件が出来した。
朝顔屋敷 半七捕物帳 青空文庫
そうしてマユミを中心にした自分の一生涯の幸福の夢を色々と描いていたが、しかし生れ附き内気な、臆病者の一知はそんな事をオクビにも出さずに、どうかしてマユミを吾が物にしたいと明け暮れ考えまわしているだけであった。
夢野久作 巡査辞職 青空文庫
もちろん、それとても云う迄もなく、若い一知が、マユミを中心として描きつづける幸福な幻想に附随した儚ない興味みたようなものに外ならなかったが、それでも一知は何喰わぬ顔をして明け暮れ器械イジリに熱中して、マユミなんか問題にしないような態度を示していた。
夢野久作 巡査辞職 青空文庫
明け暮れただ河面を眺め乍ら、張り亘った意識の中から知らず知らず磨き出されて来る作家本能の触角で、私の物語の娘に書き加える性格をゆくりなく捕捉できるかも知れない。
岡本かの子 河明り 青空文庫
新手村の大晦日の夜と、それから城中での歌合せの夜の二度まで、自分を振り切るように逐電してしまった佐助が一途に恋しくて、思い余ったその挙句に、佐助たずねてのあてなき旅の明け暮れにも、はしたなく佐助ばりの口調が出るとは、思えば佐助も幸福な男である。
織田作之助 猿飛佐助 青空文庫
明け暮れ黄河の水ばかり見て過した十年余りの中に、気まぐれで我が儘だった白面の貴公子が、何時か、刻薄で、ひねくれた中年の苦労人に成上っていた。
中島敦 盈虚 青空文庫
作例 · 標準
明け暮れの例文
2
標準
to spend all one's time doing
作例 · 標準
明け暮れの例文
3
標準
all the time
作例 · 標準
明け暮れの例文