堂塔
どうとう
名詞
標準
temple
文例 · 用例
神々しい松杉の古樹、森高く立ちこめて、堂塔を掩うて尊い。
— 伊藤左千夫 『春の潮』 青空文庫
英国学士会員ボール註に、これは四世紀に晋の法顕が参詣した当時、仏教の中心だった摩頭羅国の名を塔の名と心得伝えたので、十七世紀のオーランゼブ王この地に入って多く堂塔を壊ったが、猴は今も市中に充満し住民に供養さるとある。
— 猴に関する伝説 『十二支考』 青空文庫
堂塔僧房繁昌し仏法を行ず、炎上の時、尊像十一面観音、秀府二疋の犬の影像、北山へ飛び移る。
— 犬に関する伝説 『十二支考』 青空文庫
山寺の一山、すべてこれ寺院堂塔のみにもあらず。
— 大町桂月 『遊羽雜感』 青空文庫
その矢さきに堂塔などを荘厳にいたしたら、それに就いて又もや何を言い出すか判らない。
— 閲微草堂筆記(清) 『中国怪奇小説集』 青空文庫
堂塔の上高く、二つの鐘が鳴り渡ると、石に木霊し、水に響き、塔はさながら楽器である。
— 横光利一 『欧洲紀行』 青空文庫
豊川稲荷は名高いだけあつて、その堂塔は堂々たるものである、豊川閣へは朝から自動車が横付けになつてゐる、金持がもつと金持になりたくて祈願するのだろう、私などにはおよそ縁のないところだ。
— 昭和十四年 『旅日記』 青空文庫
山の上に第二十四番の札所東寺がある、堂塔はさほどでないが景勝第一を占めている、そこで、私は思いがけなく小犬に咬みつかれた、何でもないことだが寺の人々は心配したらしい、私はさっさと山を下った、私としてこれを機縁として、更に強く更に深く自己を反省しなければならない。
— 種田山頭火 『四国遍路日記』 青空文庫
作例 · 標準
古都には、歴史を感じさせる堂塔が数多く残されている。
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夕日に照らされる堂塔が、幻想的な美しさを見せていた。
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堂塔の修復作業は、長年の歳月と多額の費用を要した。
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