一鼓
いっこ
名詞頻度ランク #34791 · 青空 0 例
標準
the first beat of the war drum
文例 · 用例
表に女の声がした時、彼は胸に一鼓動を感じた。
— 夏目漱石 『それから』 青空文庫
伝えるところによればこれは陽列天の作で、漢王即位の時伶人この曲を奏し、一鼓を打って天下の和平を慶ぐという目出度い曲なのだ。
— 久生十蘭 『魔都』 青空文庫
橋の上には、奥州街道の埃を浴びて江戸へ入って来た何藩かの軍隊が、四、五百名ほども、一鼓六足の歩調で、東から西へと渡りかけていた。
— 吉川英治 『松のや露八』 青空文庫
一鼓六足を踏んで、敵陣へ迫ってゆくように太鼓は鳴った。
— 第二分冊 『新書太閤記』 青空文庫
期せずして、一鼓の下、城中からも、寄手からも、わっと武者声がわいた。
— 第七分冊 『新書太閤記』 青空文庫
長く緩く、また高く低く、合図の貝が鳴りわたると、先鋒鉄砲組の大将中村孫兵次の部隊から一鼓六足にて前進を開始していた。
— 第八分冊 『新書太閤記』 青空文庫
思うに、呉の無事なる兵をもって、荊州の留守を突かば、一鼓して、彼の地盤はくつがえりましょう」「予もそう考えていたところだ。
— 望蜀の巻 『三国志』 青空文庫
この席上、法正は進み出て、「昔、曹操が一鼓の進撃に張魯を破り、漢中を平定した折に、その勢いにのり、蜀を攻めることをせず、夏侯淵、張※二人をその地にとどめて漢中を守らしめ、みずからは都に帰ったことがございます。
— 図南の巻 『三国志』 青空文庫
作例 · 標準
大将が自ら陣太鼓を鳴らし、その一鼓を合図に全軍が怒涛の如く城門へと殺到した。
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味方の士気は凄まじく、まさに一鼓作気して敵の先陣を打ち破る勢いであった。
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一鼓の音が谷間に響き渡ると、隠れていた伏兵たちが一斉に姿を現した。
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