一個
いっこ
名詞頻度ランク #34791 · 青空 0 例
標準
one (thing)
文例 · 用例
今の所猶概して印象の羅列以上のことを為し得てゐるとは思へませんが、あれらの努力が何時の日か一個完成したものに迄到達しないものではありますまい。
— 中原中也 『近時詩壇寸感』 青空文庫
諸君がもし一個の林檎に如何にも惚れ惚れとしたら、それを描きたくなるであらう。
— 中原中也 『詩壇への願ひ』 青空文庫
撫でられた象は、イビツな象にしか過ぎなく、一個のものではないので、つまり切り取られた自然といふものは作品、つまり「人間」の作つた物ではなく、機械的な作業に他ならぬ。
— 中原中也 『撫でられた象』 青空文庫
さもなくば、一個人の手記ではあらうとも、それ以外のものではない。
— 中原中也 『撫でられた象』 青空文庫
又、仮りに、三造が、自身の意志と世間の誘惑とを、半々に受容れながら、理窟上言へば、微温い、歴史的に言へば不思議な一個の結成物たる、役柄をみせて死んでゆくかもしれぬといふことは十分に推量出来ることである。
— 中原中也 『青年青木三造』 青空文庫
――私が思ふに、彼の考へる習慣は彼の良心の義務観念が作つたのだから、彼は考へた後では「一個人としての実践」をすればよいのだ。
— 中原中也 『高橋新吉論』 青空文庫
私一個人の本能としては、死んだつていいのである。
— 太宰治 『義務』 青空文庫
しかもその花は、一つのこずえの尖端に、十数個から二十ぐらい、鈴生りに群って、波頭のせり上るように、噴水のたぎるように、おどっているところは、一個|大湊合の自然の花束とも見られよう、その花盛りの中に、どうかすると、北向きに固く結んだつぼみが見える。
— 小島烏水 『不尽の高根』 青空文庫
作例 · 標準
りんごを一個だけ買ってくるの忘れた。
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机の上に謎の部品が一個落ちていたんだけど、これ何だかわかる?
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ケーキなら一個じゃ足りないから、もういくつか買っていこうよ。
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