訳者
やくしゃ
名詞頻度ランク #11954 · 青空 958 例
標準
translator
文例 · 用例
それ故に本来言へば、詩の翻訳に語学上の詮議は無用で、むしろ訳者自身の個人的主観によつて、自由に勝手に翻案化してしまふ方が好いのである。
— 萩原朔太郎 『詩の翻訳について』 青空文庫
本来言へば、すべての良心のある翻訳者は、小宮氏が言つた位のことは自分で訳本の序に書いている筈である、堀口大学君の如きも、その訳詩集に「失はれたる宝石」といふ題をつけてゐるし、故上田敏博士も、訳詩集を出す毎に翻訳の不可能に属することを、自ら告白して謝罪されてゐた。
— 萩原朔太郎 『詩の翻訳について』 青空文庫
然るにどんな訳者が、それを日本語に移すことが出来るだらうか。
— 萩原朔太郎 『詩の翻訳について』 青空文庫
それを伝へる為には、原詩の個々の言葉を解きほごして、煩瑣な註解をつけ加へる外はなく、結局やはり、訳者自身の創作として翻案する以外に手段はないのだ。
— 萩原朔太郎 『詩の翻訳について』 青空文庫
すべての訳詩は、それが翻訳者自身の創作であり、翻案である限りに於て価値を持つてる。
— 萩原朔太郎 『詩の翻訳について』 青空文庫
換言すれば詩の翻訳者は、原作を自分の中に融化し、自分の芸術的肉体として、細胞化した場合にのみ、初めて訳者としての著作権を有するのである。
— 萩原朔太郎 『詩の翻訳について』 青空文庫
そしてすべて名訳は、それ自ら翻訳者の創作であり、正しく翻案に外ならないのだ。
— 萩原朔太郎 『詩の翻訳について』 青空文庫
訳詩を読む人々への注意は、第一に先づその訳者が、詩人として、文学者として、原作者と同等以上、もしくは同等、もしくは最悪の場合に於てすら、雁行する程度の才能を持つてゐるか否かを見るべきである。
— 萩原朔太郎 『詩の翻訳について』 青空文庫
作例 · 標準
本の表紙をめくると、原著者の名前の隣に誇らしげに訳者の名前が記されていた。
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訳者あとがきを読むことで、その作品が翻訳されるまでの苦労を知ることができた。
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私はいつか、憧れの海外作家の作品を自分の手で世に出す訳者になりたい。
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