翻訳者
ほんやくしゃ
名詞
標準
translator
文例 · 用例
本来言へば、すべての良心のある翻訳者は、小宮氏が言つた位のことは自分で訳本の序に書いている筈である、堀口大学君の如きも、その訳詩集に「失はれたる宝石」といふ題をつけてゐるし、故上田敏博士も、訳詩集を出す毎に翻訳の不可能に属することを、自ら告白して謝罪されてゐた。
— 萩原朔太郎 『詩の翻訳について』 青空文庫
すべての訳詩は、それが翻訳者自身の創作であり、翻案である限りに於て価値を持つてる。
— 萩原朔太郎 『詩の翻訳について』 青空文庫
換言すれば詩の翻訳者は、原作を自分の中に融化し、自分の芸術的肉体として、細胞化した場合にのみ、初めて訳者としての著作権を有するのである。
— 萩原朔太郎 『詩の翻訳について』 青空文庫
そしてすべて名訳は、それ自ら翻訳者の創作であり、正しく翻案に外ならないのだ。
— 萩原朔太郎 『詩の翻訳について』 青空文庫
なぜなら詩の翻訳は、翻訳者自身の創作であり、翻訳者の情想や、技巧や、スタイルやの、特殊な同化された血液を通してのみ、原詩の精神を透視することが出来るのだから。
— 萩原朔太郎 『詩の翻訳について』 青空文庫
それ故にまた、訳された原詩の価値は、常にその翻訳者の詩人的価値と一致してゐる。
— 萩原朔太郎 『詩の翻訳について』 青空文庫
翻訳者にして、もしヘツポコ詩人であるとすれば、原詩の価値もまた、低劣なヘツポコ詩に過ぎないのである。
— 萩原朔太郎 『詩の翻訳について』 青空文庫
しかしながら他の翻訳者等は、概ね原作者の価値を下落させ、捨値で売りつけてゐるのである。
— 萩原朔太郎 『詩の翻訳について』 青空文庫
作例 · 標準
その本の翻訳者は、原文のニュアンスを完璧に捉えていた。
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翻訳者の仕事は、単に言葉を置き換えるだけではない、高度な専門職だ。
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彼はベテランの翻訳者で、数々の文学作品を手がけている。
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