不自然
ふしぜん
形容動詞名詞頻度ランク #7865 · 青空 1674 例
標準
unnatural
文例 · 用例
所謂自意識は人を不自然にする。
— 中原中也 『詩と詩人』 青空文庫
そこにはむやみと生硬の漢語や、俗悪で不自然な言葉のアクセントや、中学生じみた幼稚な興奮や、およそさうした類の低能な感傷的表情を、むやみと鼓張した態度で一本調子に並べたてられて居た。
— 愛の詩集の終りに 『愛の詩集』 青空文庫
国枠主義者の観念は、すべての輸入した外国文化を、無理にこじつけて、不自然に創作しようと努力する。
— 萩原朔太郎 『詩の翻訳について』 青空文庫
かかる三君への同時の奉仕、しかも、いささかの不自然、こだはりの片鱗だに無し。
— 太宰治 『先生三人』 青空文庫
いづれにしても不自然で、くすぐつたく、落ちつかないのである。
— 太宰治 『諸君の位置』 青空文庫
しかしどうも、あの爪の生えたぶざいくな手で水を掻き、海底深くもぐつて行くのは、不自然のやうに思はれる。
— 太宰治 『お伽草紙』 青空文庫
この不自然さが二峰を人工の庭の山のように見せ、その下のところに在る藁葺の草堂|諸共、一幅の絵になって段々近づいて来る。
— 岡本かの子 『東海道五十三次』 青空文庫
また有名な「三人一両損」の裁判でもこれを西鶴に扱わせるとその不自然な作り事の化けの皮が剥がれるから愉快である。
— 寺田寅彦 『西鶴と科学』 青空文庫