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威容

いよう
名詞
1
標準
dignified appearance
文例 · 用例
私は汗を拭い、ちょっと威容を正して門をくぐり、猛犬はいないかと四方八方に気をくばりながら玄関の呼鈴を押した。
太宰治 佳日 青空文庫
新らしい袴を出し、新らしい足袋と白扇を進めて、それが威容の料とはならず、罪問ふ敵への礼儀とあらば、何たる切ないことであらう。
宮沢賢治 疑獄元兇 青空文庫
そこに母性的の威容と逞ましい闘志とを潜ましている。
岡本かの子 渾沌未分 青空文庫
そうして、いまも、笠井さんは八が岳の威容を、ただ、うっとりと眺めている。
太宰治 八十八夜 青空文庫
鵞鳥の一片とその間からこぼれかかった詰物との調和は巴里の一流料理の威容を保ち乍ら食卓の上の濃厚な焦茶で客達に媚びる。
岡本かの子 食魔に贈る 青空文庫
其後諸大名が解役されると同時に、山城屋も商途を止め、土蔵や邸の外廓をせばめ鉅万の富を緊密に包掌して、質実な家格の威容を近郷に示して居る内、一夏の悪疫に家内は大方死に尽して、かやの父である幸吉ばかりが、三歳ばかりの幼児のままで取のこされた。
岡本かの子 かやの生立 青空文庫
裁判長は一段と威容を改めた。
平出修 逆徒 青空文庫
人としての諸公が、人としての死刑囚に対したとき、その顔を見るに堪へずとして、自らの顔を背け、寸時もその席にある能はざるの態を示して、出来得るだけ迅速に、しかも威容を乱さずして、その席を退かれたこと、之れ人情の真の流露と見るべきではあるまいか。
平出修 逆徒 青空文庫
作例 · 標準
古城は、その堂々たる威容を今に伝えている。
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長老の落ち着いた物腰と威容は、皆に尊敬されていた。
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そびえ立つ山々の威容に、思わず息をのんだ。
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その建物の荘厳な威容は、訪れる人々を圧倒する。
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