幻辞.com

貴顕

きけん
名詞
1
標準
distinguished person
文例 · 用例
もっとも貴女が研究の対象としてお選びになった方々の全部は、そうした紳士道を心得ている外国人や、秘密行動に慣れた貴顕紳士に限られておりましたので、そんな御研究の内容が今日まで一度も外へ洩れなかった訳ですがね……実は貴女の御聡明に敬服しているのですが」「ホホホホ。
夢野久作 けむりを吐かぬ煙突 青空文庫
大きな宿屋などの三助ででもあれば、あたりまえなら接近する事も困難なような貴顕のかたがたを丸裸にしてその肢体を大根かすりこぎででもあるように自由に取り扱って、そうしておしまいには肩や背中をなぐりつけ、ひねくり回すのである。
寺田寅彦 備忘録 青空文庫
この大祭は催能前の二箇月間に亘って執行されたもので、祭能当時は日本全国、朝野の貴顕紳士が参向したほかに、古市公威、前田利鬯子爵等が下県して能を舞われた。
夢野久作 梅津只圓翁伝 青空文庫
はたして第一面には「聖寿万歳」と肉太に書かれた見出しの下に貴顕の肖像が掲げられてあった。
有島武郎 或る女 青空文庫
が、富貴顕栄を見る土芥に等しく、旧外国語学校廃止後は官報局の一属僚を甘んじて世の栄達を冷笑していた。
内田魯庵 二葉亭四迷の一生 青空文庫
貴顕の邸宅に油画を掲げ、荘厳の寺院に極彩色の画を用するはただに画価の貴きのみならず。
正岡子規 病牀譫語 青空文庫
榛軒は早晩致仕して、貴顕の交を断ち、此小刀を佩び、小若党一人を具して貧人の病を問はうと云つてゐたさうである。
森鴎外 伊沢蘭軒 青空文庫
「柏軒先生は多紀|※庭、辻元冬嶺等の没後に幕府の擢用を蒙り、職は奥医師たり、位は法眼に叙せられ、又市中に病家千戸を有し、貴顕富豪の治を請ふもの多く、お玉が池明誠堂の門には車馬の跡が絶えなかつた。
森鴎外 伊沢蘭軒 青空文庫
作例 · 標準
晩餐会には政財界の貴顕が顔を揃え、華やかな雰囲気に包まれていた。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
彼は若くして貴顕の仲間入りを果たしたが、決して驕ることなく謙虚な姿勢を貫いた。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
かつてはこのサロンに多くの貴顕紳士が集い、夜通し議論を戦わせていたという。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
「やあ、あちらにいらっしゃるのは某国の貴顕ではないか。挨拶に行かねば」
幻辭AI · gemini-3-flash-preview