寒心
かんしん
名詞動詞-サ変動詞-自動詞
標準
deplorable
文例 · 用例
国家のため実に寒心に堪えぬ次第ではないか。
— 押川春浪 『本州横断 癇癪徒歩旅行』 青空文庫
さきに半円の酒銭を投じて、他の一銭よりも吝しまざりしこの美人の胆は、拾人の乗り合いをしてそぞろに寒心せしめたりき。
— 泉鏡花 『義血侠血』 青空文庫
陸海軍の精鋭は我が邦の大幸福であるが、之を愛惜するの工夫を缺いたならば寒心すべきものがある。
— 幸田露伴 『努力論』 青空文庫
豈寒心すべきものならずや。
— 泉鏡花 『愛と婚姻』 青空文庫
估計いて、遠く豺狼の地に竄せられ、朝士之がために寒心す。
— 田中貢太郎 『続黄梁』 青空文庫
近頃都の数々のバーやタバンの発達は名状しがたき全勢振りにて、吾等にはそゞろ寒心の感さへ覚ゆるほどでございます。
— 牧野信一 『初夏通信』 青空文庫
陸海軍の精鋭は我国の大幸福であるが、之を愛惜する工夫を欠いたならば寒心すべきものがある。
— 幸田露伴 『努力論(現代訳)』 青空文庫
十八世紀の始め頃欧州で虚栄に満ちた若い婦女が力なき老衰人に嫁する事|荐りなりしを慨し、閹人の種類をことごとく挙げて、陽精|涸渇した男に嫁するは閹人の妻たるに等しく何の楽しみもなければ、それより生ずる道徳の頽敗寒心すべきもの多しとて、広く娶入り盛りの女や、その両親に諭した親切至れる訓誡の書だ。
— 鶏に関する伝説 『十二支考』 青空文庫
作例 · 標準
彼の傲慢な態度には寒心する。
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若者の無関心ぶりには寒心を覚えるばかりだ。
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その事件の残虐性には、多くの人々が寒心した。
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