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渓間

けいかん
名詞
1
標準
ravine
文例 · 用例
三谷の渓間へ虎杖取りに行ったこともあった。
寺田寅彦 郷土的味覚 青空文庫
この渓間ではなにも俺をよろこばすものはない。
梶井基次郎 桜の樹の下には 青空文庫
どんなにか美しいはずのこんもりした渓間に、ゴタゴタと妙な家のこけら葺の屋根が窮屈そうに押しあっているのを見下ろして、なるほどこうしたところかと思った。
寺田寅彦 雑記(1) 青空文庫
瑠璃は河鹿と同じくそのころの渓間をいかにも楽しいものに思わせる鳥だった。
梶井基次郎 交尾 青空文庫
そのころ毎日のように渓間を遊び恍けていた私はよくこんなことを口ずさんだ。
梶井基次郎 交尾 青空文庫
数年前までは熊眠り狼住みし此渓間に流れ落ちて、こゝに澱み、こゝに激し、こゝに沈み、月影冷やかにこれを照して居る。
國木田独歩 空知川の岸辺 青空文庫
「今日はよっぽど悪い日じゃ」 径は直ぐ渓間の方へ低まって往った。
田中貢太郎 怪人の眼 青空文庫
鴨が、あつ、かくれた、大きいうねり波に、さうして、見えない向うの渓間にゐるあの姿勢。
北原白秋 海豹と雲 青空文庫
作例 · 標準
険しい渓間を流れる川のせせらぎが、ハイキングを楽しむ人々の耳を癒やしてくれる。
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霧に包まれた渓間を縫うように、一本の細い吊り橋が架かっている。
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渓間には珍しい高山植物が自生しており、写真家たちの絶好の被写体となっている。
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