恩を忘れる
おんをわすれる
表現動詞-一段
標準
to be ungrateful
文例 · 用例
九郎助 いやあ、この頃の若いやつは、恩を忘れるのは早いや。
— 菊池寛 『入れ札』 青空文庫
何から何まで御世話さまに成って、この御恩を忘れるようなことじゃ、捨吉もダチカンで」 交際上手な田辺の人達はやがてこのお母さんを打解けさせずには置かなかった。
— 島崎藤村 『桜の実の熟する時』 青空文庫
恩を忘れる喜びを人に与えたものこそ、真に恩を与えたものの美しさだろう。
— ――木人夜穿靴去、石女暁冠帽帰(指月禅師) 『夜の靴』 青空文庫
恩を忘れるような不人情な詩人ではない。
— 夏目漱石 『虞美人草』 青空文庫
と云うのはこの拙者、これまで人に怨まれるような、悪事を致した覚えがなく、金三郎とて真人間のこと、恩を忘れるはずはない。
— 国枝史郎 『村井長庵記名の傘』 青空文庫
今こそこの通り恐縮しているけれど、世話になってしまえば又恩を忘れるかも知れない。
— 佐々木邦 『勝ち運負け運』 青空文庫
――玄徳は義を知らず恩を忘れる男です。
— 孔明の巻 『三国志』 青空文庫