破過
はか
名詞頻度ランク #17036 · 青空 0 例
標準
breakthrough (of a contaminant through a respirator cartridge, etc.)
文例 · 用例
ああ汝の肖像、われらおよばぬ至上にあり、金屬の中にそが性の祕密はかくさる、よしわれ祈らば、よしやきみを殺さんとても、つねにねがはくば、われが樂欲の墓場をうかがふなかれ、手はましろき死體にのび、光る風景のそがひにかくる。
— 萩原朔太郎 『光る風景』 青空文庫
〔ゆがみつゝ月は出で〕宮沢賢治ゆがみつゝ月は出でうすぐもは淡くにほへり汽車のおとはかなく恋ごゝろ風のふくらしペンのさやうしなはれ山の稜白くひかれり汽車の音はるけくなみだゆゑ松いとくろしかれ草はさやぎてわが手帳たゞほのかなり
— 宮沢賢治 『〔ゆがみつゝ月は出で〕』 青空文庫
機会宮沢賢治恋のはじめのおとなひはかの青春に来りけりおなじき第二神来は蒼き上着にありにけりその第三は諸人の栄誉のなかに来りけりいまおゝその四愛憐は何たるぼろの中に来しぞも
— 宮沢賢治 『機会』 青空文庫
感情といふ語の内容も色々であらうが、「独り居て怡しむ」底の感情、対人的に発露するに非ざる、そこはかとなき欣怡の情である。
— 中原中也 『感情喪失時代』 青空文庫
私はかの記述といふものの愚劣を思ふ。
— 中原中也 『深夜の峠にて』 青空文庫
どれもこれも白い菱形の小さな凧で、僕の魂の如くはかなく風に浮揚してゐる。
— 中原中也 『引越し』 青空文庫
これからはかうして部屋に籠つて煖炉のそばにゐるのが一等好いわね、あなたは幸福だわ。
— 中原中也 『夢』 青空文庫
男 あゝ覚えた覚えた、他人の――いや、自分の趣味はか、他人に請ひては不可ないもの、さうかな。
— 中原中也 『夢』 青空文庫