汽車
きしゃ
名詞頻度ランク #14604 · 青空 9770 例
標準
train (esp. a long-distance train)
文例 · 用例
麥萩原朔太郎麥はさ青に延び行けり遠き畑の田作りの白き襦袢にえんえんと眞晝の光ふりそそぐ九月はじめの旅立ちに汽車の窓より眺むれば麥の青きに驚きて疲れし心が泣き出せり
— 萩原朔太郎 『麥』 青空文庫
旅上萩原朔太郎けぶれる空に麥ながれ、麥ながれ、うれひをのせて汽車は行く。
— 萩原朔太郎 『旅上』 青空文庫
たづきも知らに、わが喰むむぎの蒼さより、あはれはるばる、み空をながれ汽車は行く。
— 萩原朔太郎 『旅上』 青空文庫
ぎたる彈くひと萩原朔太郎ぎたる彈く、ぎたる彈く、ひとりしおもへば、たそがれは音なくあゆみ、石造の都會、またその上を走る汽車、電車のたぐひ、それら音なくして過ぎゆくごとし、わが愛のごときも永遠の歩行をやめず、ゆくもかへるも、やさしくなみだにうるみ、ひとびとの瞳は街路にとぢらる。
— 萩原朔太郎 『ぎたる彈くひと』 青空文庫
〔ゆがみつゝ月は出で〕宮沢賢治ゆがみつゝ月は出でうすぐもは淡くにほへり汽車のおとはかなく恋ごゝろ風のふくらしペンのさやうしなはれ山の稜白くひかれり汽車の音はるけくなみだゆゑ松いとくろしかれ草はさやぎてわが手帳たゞほのかなり
— 宮沢賢治 『〔ゆがみつゝ月は出で〕』 青空文庫
駅長宮沢賢治ことことと行く汽車のはて温石いしの萱山の上にひとつの松ありてあるいは雷にうたれしや三角標にまがへりと大上段に真鍮の棒をかざしてさまよへりごみのごとくにあきつとぶ高圧線のま下にて秋をさびしき白服の酒くせあしき土木技手いましも汽車を避け了へてこなたへ来るといまははた急ぎガラスを入りにけり
— 宮沢賢治 『駅長』 青空文庫
それとももう可なり前から汽車にも乗せられぬ状態にあつたのであらうか?
— 中原中也 『逝ける辻野君』 青空文庫
汽車が東京を出発してから、二言三言言ひかはしたばかりである此の男は、節野と云つて、外国語学校の夜学で知合ひになつた男である。
— 中原中也 『三等車の中(スケッチ)』 青空文庫
作例 · 標準
ディーゼル音を響かせて走る汽車に揺られ、都会の喧騒を離れて北へと向かう。
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おばあちゃんの家へ行く汽車の中で食べた、紐を引くと温かくなる駅弁が最高に美味しかった。
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ガタンゴトンという汽車の規則正しい振動に、いつの間にかうとうとと眠りに落ちていた。
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標準
steam train
作例 · 標準
公園に展示されている古い汽車に登って、運転士になった気分でハンドルを握る子供たち。
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真っ白な蒸気が青空に映える汽車の雄姿を収めようと、多くのファンが線路脇に陣取っている。
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かつて石炭を燃やして走っていた汽車の煤の匂いが、年配の乗客には懐かしいようだ。
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