鼓手
こしゅ
名詞
標準
drummer
文例 · 用例
この景色心に浮べば、あの折の心輕げなる少女子さへ、扁鼓手に把りて、「サルタレルロ」舞ひつゝ過ぐらむ心地す。
— IMPROVISATOREN 『即興詩人』 青空文庫
胴の空虚なヰオリンで、太つた番人をぽかぽか打つので、丁度議事堂の塔の上で鼓手が一箇聯隊位太鼓を叩き立ててゐるかと思ふやうである。
— THE DEVIL IN THE BELFRY 『十三時』 青空文庫
その音といったら、何しろ番人は太っているし、胡弓は中が大きく空洞になっているし、まるでヴァンダーヴォットタイムイティスの鐘塔の中に一連隊くらいの大太鼓の鼓手がいて悪魔の太鼓を叩いていると思われるほどであった。
— THE DIVIL IN THE BELFRY 『鐘塔の悪魔』 青空文庫
聊爾なりや「アアメン」とうしろに笑ふ、わが隊の鼓手。
— 上田敏 『海潮音』 青空文庫
聊爾なりや 「アアメン」とうしろに笑ふ、わが隊の鼓手。
— 上田敏訳詩集 『海潮音』 青空文庫
大太鼓ばかりが生真面目な調子をとつてゐるのが寧ろ焦れつたいやうに感じられたが、鼓手は飽くまでも厳めしい力を込めて他の稍ともする浮き調子に、見事な干所を与へて調和をとりながら意気を挙げて行つた。
— 牧野信一 『村のストア派』 青空文庫
人が彼の仲間と歩調をともにしないとすれば、それはたぶんかれらとちがった太鼓手を聴いているからだ。
— WALDEN, OR LIFE IN THE WOODS 『森の生活――ウォールデン――』 青空文庫
一枚一枚めくつてゆくうちに 少年太鼓手 といふ表題が目についてそこを読みはじめた。
— 中勘助 『銀の匙』 青空文庫
作例 · 標準
軍楽隊の先頭で、若い鼓手が正確なリズムで太鼓を叩き、隊列を行進させていた。
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彼はオーケストラの中で最も経験豊富な鼓手で、指揮者からの信頼も厚い。
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「ドラムもいいけど、伝統楽器の鼓手として舞台に立つのも格好いいな」と少年が言った。
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