池畔
ちはん
名詞
標準
near the pond
文例 · 用例
辨天樣の池畔などで、ぐつたり寢そべつて甲羅を干してゐるのは、あれは、いしがめとでもいふのであらうか、繪本には時々、浦島さんが、あの石龜の脊に乘つて小手をかざし、はるか龍宮を眺めてゐる繪があるやうだが、あんな龜は、海へ這入つたとたんに鹹水にむせて頓死するだらう。
— 太宰治 『お伽草紙』 青空文庫
併し池畔からホテルへのドライヴウェーは、亭々たる喬木の林を切開いて近頃出来上つたばかりださうであるが、樹々も路面もしつとり雨を含んで見るからに冷涼の気が肌に迫る。
— 寺田寅彦 『雨の上高地』 青空文庫
しかし池畔からホテルへのドライヴウェーは、亭々たる喬木の林を切開いて近頃出来上がったばかりだそうであるが、樹々も路面もしっとり雨を含んで見るからに冷涼の気が肌に迫る。
— 寺田寅彦 『雨の上高地』 青空文庫
僕は毎日のやうに池の端の會場へ行き、夜になればイルミネーシヨンの輝やく不忍池畔で、龍宮の形をした場外の酒場へ飮みに行つた。
— 萩原朔太郎 『室生犀星に與ふ』 青空文庫
H温泉|池畔の例年の家に落着いた。
— 寺田寅彦 『高原』 青空文庫
われは池畔の熊笹のうへに腰をおろし、背を樫の古木の根株にもたせ、兩脚をながながと前方になげだした。
— 太宰治 『逆行』 青空文庫
われは池畔の熊笹のうえに腰をおろし、背を樫の古木の根株にもたせ、両脚をながながと前方になげだした。
— 太宰治 『逆行』 青空文庫
弁天様の池畔などで、ぐつたり寝そべつて甲羅を干してゐるのは、あれは、いしがめとでもいふのであらうか、絵本には時々、浦島さんが、あの石亀の背に乗つて小手をかざし、はるか竜宮を眺めてゐる絵があるやうだが、あんな亀は、海へ這入つたとたんに鹹水にむせて頓死するだらう。
— 太宰治 『お伽草紙』 青空文庫
作例 · 標準
週末は、池畔のベンチに座って読書をするのが私の楽しみだ。
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池畔には、様々な野鳥が集まり、美しい鳴き声が響いていた。
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彼女は池畔に咲く花々をスケッチしていた。
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