間道
かんどう
名詞
標準
side road
文例 · 用例
新しく出来た六間道路とその辺の者が呼んでゐる通りには、まだギャレッヂと雑誌屋と玉突場とがあるきりだつた。
— 中原中也 『古本屋』 青空文庫
自分は校長の権威のために、道場の方には我不関でゐようと考へてゐたのに、遂に昼食時間道場の方に足を運んだ。
— 中原中也 『校長』 青空文庫
飛騨から信州へ越える深山の間道で、ちょうど立休らおうという一本の樹立も無い、右も左も山ばかりじゃ、手を伸ばすと達きそうな峰があると、その峰へ峰が乗り、巓が被さって、飛ぶ鳥も見えず、雲の形も見えぬ。
— 泉鏡花 『高野聖』 青空文庫
これで蛭に悩まされて痛いのか、痒いのか、それとも擽ったいのか得もいわれぬ苦しみさえなかったら、嬉しさに独り飛騨山越の間道で、お経に節をつけて外道踊をやったであろう、ちょっと清心丹でも噛砕いて疵口へつけたらどうだと、だいぶ世の中の事に気がついて来たわ。
— 泉鏡花 『高野聖』 青空文庫
画工さんは立処にコバルトの絵の具を溶いたし、博士は紫の蝶を追つて、小屋うらの間道を裏の林に入つたので。
— 泉鏡太郎 『十和田湖』 青空文庫
三岐を目の下にして、例の間道らしいのを抜けたと思ふが、横状に無理な崖をするりと辷つて、自動車の屋根を踏跨ぐか、とドシンと下りた。
— 泉鏡太郎 『十和田湖』 青空文庫
そうして思いもかけぬ間道を先くぐりして突然|前哨の面前に顔を突き出して笑っているようなところがある。
— 寺田寅彦 『時事雑感』 青空文庫
それらの通路の中には国道もあり間道もあり、また人々によって通い慣れた道と、そうでないのとがある。
— 寺田寅彦 『映画芸術』 青空文庫
作例 · 標準
幹線道路が渋滞していたので、間道を通って目的地に向かった。
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地図を頼りに間道を進むと、思わぬ絶景に出会った。
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その間道は地元の人しか知らない抜け道だ。
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