路地
ろじ
名詞頻度ランク #10073 · 青空 2606 例
標準
alley
文例 · 用例
そのまちには、よく似た路地が蜘蛛の巣のように四通八達していて、路地の両側の家々の、一尺に二尺くらいの小窓小窓でわかい女の顔が花やかに笑っているのであって、このまちへ一歩踏みこむと肩の重みがすっと抜け、ひとはおのれの一切の姿勢を忘却し、逃げ了せた罪人のように美しく落ちつきはらって一夜をすごす。
— 太宰治 『ダス・ゲマイネ』 青空文庫
路地へはいり路地を抜け路地を曲り路地へ行きついてから私は立ちどまり馬場の横腹をそっと小突いて、僕はこの女のひとを好きなのです。
— 太宰治 『ダス・ゲマイネ』 青空文庫
侘しい路地裏の長屋住い。
— 萩原朔太郎 『郷愁の詩人 与謝蕪村』 青空文庫
また伊香保の町は、全体に細い横丁や路地の多い、抜道だらけの町である。
— 萩原朔太郎 『石段上りの街』 青空文庫
伊太利のナポリ辺へ行くと、市街の家並が不均斉で、登つたり降りたり、中庭を突つ切つたり、路地から路地へ曲つたりする迷路のやうな市街が多いといふことを聞いてゐるせいか、伊香保の町の裏通りを歩くと、何となく南欧の田舎町といふ感じがする。
— 萩原朔太郎 『石段上りの街』 青空文庫
薄暗い狭い路地のような町をゾロゾロ歩いている人通りを見ただけでああた。
— 寺田寅彦 『二つの正月』 青空文庫
もう少し行くと路地の角の塀に掛けた居住者姓名札の中に「寒川陽光」とあるのが突然眼についた。
— 寺田寅彦 『子規自筆の根岸地図』 青空文庫
ただ向う側の割竹を並べた垣の上に鬱蒼と茂って路地の上に蔽いかぶさっている椎の木らしいものだけが昔のままのように見える。
— 寺田寅彦 『子規自筆の根岸地図』 青空文庫
作例 · 標準
大通りから一本入った薄暗い路地に、昔ながらの美味しい赤提灯の居酒屋がひっそりと営業しているんだよ。
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野良猫が魚をくわえて、車も通れないような細い路地をスッと駆け抜けていった。
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迷路のように入り組んだ下町の路地を散策していると、昭和の時代にタイムスリップしたような気分になるね。
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標準
path through a gate or garden
作例 · 標準
門をくぐってから玄関へと続く路地には、打ち水がされていて、訪れる客に涼やかな印象を与えていた。
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立派な日本家屋にお邪魔した際、飛び石が綺麗に配置された手入れの行き届いた路地を通って奥へと案内された。
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雨上がりの苔むした路地を歩くのは風情があって良いものだが、滑りやすいので足元には気をつける必要がある。
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標準
teahouse garden
作例 · 標準
茶室へ向かう客は、まず路地にある腰掛待合で亭主の迎えを静かに待つのが正式な作法とされているんだ。
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蹲踞で手と口を清めてから、静寂に包まれた路地を通って躙り口からお茶室の中へと入りました。
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千利休が完成させたと言われる草庵茶室における路地は、単なる庭ではなく、俗世から離れるための結界の役割を果たしている。
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ウィキペディア
路地(ろじ)は主に、家と家に挟まれた細い通路。
出典: 路地 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0