迂回
うかい
名詞動詞-サ変動詞-自動詞頻度ランク #18475 · 青空 344 例
標準
detour
文例 · 用例
たゞ左右の斷崕と其間を迂回り流るゝ溪水ばかりである。
— 国木田独歩 『都の友へ、B生より』 青空文庫
しかし、黄河を迂回して、側面からここを圧迫する馮玉祥の騎兵部隊と、泰山の南を縫うて、明水平野に出た陳調元の優勢な一部隊に圧迫せられ、又、戦わずに、界首と、黄河の線を抛棄した。
— 黒島傳治 『武装せる市街』 青空文庫
情のために道を迂回し、あるいは疾走し、緩歩し、立停するは、職務に尽くすべき責任に対して、渠が屑しとせざりしところなり。
— 泉鏡花 『夜行巡査』 青空文庫
されば路という路、右にめぐり左に転じ、林を貫き、野を横ぎり、真直なること鉄道線路のごときかと思えば、東よりすすみてまた東にかえるような迂回の路もあり、林にかくれ、谷にかくれ、野に現われ、また林にかくれ、野原の路のようによく遠くの別路ゆく人影を見ることは容易でない。
— 国木田独歩 『武蔵野』 青空文庫
これからは殆んど人の歩るいた事のないような谷合を通り、前黒山、釈迦ヶ岳の山の中腹を迂回して深林の薄暗い中を行くのである。
— 井沢衣水 『本州横断 痛快徒歩旅行』 青空文庫
次の日は千曲川の船橋を渡り、妙高山、黒姫山の麓を迂回して越後国高田に出づ。
— 井沢衣水 『本州横断 痛快徒歩旅行』 青空文庫
好事魔多しとはよく人の言ふ處で、私も其理屈を知らぬではないが、人間の一生に此樣な旅行は、二度も三度もある事でない、其上大佐と約束の五日目までは、未た三日の間がある、そこで、此深山を少しばかり迂回して皈つたとて、左程遲くもなるまい、また極めて趣味ある事だらうと考へたので、私は發議した。
— 押川春浪 『海島冐檢奇譚 海底軍艦』 青空文庫
私が大きく左|舵を取って避けようとすると、同時に向うの機も薄暗い左の横腹を見せつつ大きく迂回して私の真正面に向って来た。
— 夢野久作 『怪夢』 青空文庫
作例 · 標準
例句
標準
turning movement
作例 · 標準
例句